「ドリームガールズ」

yuko20602007-01-11




ミュージカル映画。。としてはちょっと物足りないけど、
 エンターテイメント映画としては最高でした。
 ビヨンセが、新人シンガーにかなり喰われてました。。。』



※画像は映画「ドリームガールズ」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。



ジェニファー・ハドソン演じるエフィー・ホワイト、ビヨンセ・ノウルズ
演じるディーナ・ジョーンズ、アニカ・ノニ・ローズ演じるローレル・ロビンソン
の3人はシカゴに住む友人同士でドリーメッツというトリオを結成し
コンテストに出場するが彼女たちは優勝を逃し、スターへのチャンスは
潰えたかに思えた。
しかし、原石のような彼女たちの才能に目を留めた者がいた。
成功のためには手段を選ばない野心的なマネージャー、ジェイミー・フォックス
演じるカーティス・テイラー。
カーティスは、その強引なやり方で、エディ・マーフィ演じるスーパースターである
ジェームス・“サンダー”・アーリーのバック・コーラスとしてドリーメッツを
デビューさせるのだった。


そして、時代はドリーメッツを熱狂的に迎え入れ、またたくまにスターダムへと
駆け上ったドリーメッツだが、その座とひきかえに多くのものを失ってゆく。



私はこの映画、個人的にすごい好きです。
ブラックミュージック好きだし、音楽が題材になっている映画は大好きだし。
2/17(土)〜の公開で、まだまだ試写会もあるみたいなのでもう1回試写会で
もしくは公開後、映画館で見ようと思っています。
そのくらい、好きになっちゃいました。
だから、★5つをつけました。
でも、冷静に見てみると、「RENT」や「オペラ座の怪人」を見た後なので
ミュージカル映画】としては、ちょっと物足りなかったです。
ただ、「ドリームガールズ」という1つのストーリー、そして1つの
エンターテイメントとして捕らえれば非常によいと思います。



さて・・このBlogを書くにあたってせっかくなのでいろいろ調べてみました。
この映画・・ミュージカルは、ダイアナ・ロス&スープリームス、そして
モータウンレコードのことが書かれているようです。
ビヨンセダイアナ・ロスをモデルにした人物を演じていて、エディ・マーフィー
どうやら、JBをモデルにしているようですね。
そして、ジェイミー・フォックスは、モータウンレコード創始者ベリー・ゴーディJr.
がモデルとなっているようです。
ジェニファー・ハドソン演じるエフィは、1967年にスープリームスを脱退する
フローレンス・バラードがモデルになっているようです。
また、Jackson5をモチーフにした5人組も映画の途中で出てきますしね。
モータウンレコードの栄光の陰に、こんなストーリーがあったんだなぁ〜と
思うと、なかなか興味深い作品でした。



映画のほうは、音楽が非常によかったです。
この映画のために、ミュージカルの曲と更に2曲新曲が追加されている
という話でしたし。
で・・正直前半、ビヨンセ演じるディーナがメインボーカルで!という
シーンまで、ビヨンセがどこにいるのかまったく分からなかった私・・・。
あれ?あれ?と思いながら見ていました。
かなりメークをせず、普段とは逆の地味な感じだったので、どこに
出てくるんだ??という感じでした。
前半は、ジェニファー・ハドソン演じるエフィの見せ場がほとんどで、
彼女の歌がものすごかったです。
彼女のことも調べてみたのですが、若干25歳でこの映画がデビューということ。
圧倒される歌唱力と堂々とした演技。
こぶしの利いた、パンチ力のある力強い歌いっぷりで、映画を見た後に
この映画がデビューの新人だと知って、かなり驚きました。
そのくらい素晴らしかったです。
後半にも彼女の歌唱力の見せ場があって、正直ビヨンセが喰われていたなぁ、
という印象でした。
今年のアカデミー賞助演女優賞ジェニファー・ハドソンで間違えなし!
だと、思います。
この映画の宣伝は、ビヨンセジェイミー・フォックスエディ・マーフィー
3人がメインになっていますが、ジェニファー・ハドソンも入れるべきでは
ないのかしら?
日本では全くの無名ですけど、この映画では相当キーになっている役ですし
彼女の歌唱力には相当、見る人が圧倒されるはずですしね。
確かにビヨンセジェイミー・フォックスエディ・マーフィーの3人は
日本でも相当有名で人気があるので、彼らが出てるぞーーという宣伝をすれば、
お客さんもたくさん入る、ということは分かりますけどね。
映画の後半は、ビヨンセがガンガン歌ってるしビヨンセにスポットが
当たっているんですけど、途中までジェニファーが主人公?というくらい
強烈なインパクトがありましたよ。


とりあえず、この映画は音楽好き。。特にBlack Music好きな人は
絶対に見ないと損をします。
そして、出来れば音響のいい映画館などで見ることをオススメしますよ。