「Cafe' Mocha〜うたの木」 渡辺美里

yuko20602006-12-29



ここ最近、怒涛の勢いでこのシリーズを進めておりますが、
目標の100枚CDをご紹介するためには、1年に20枚で5年で
100枚という計算になることに気づき、今年はまだ20枚もCDを
ご紹介していないのでかなり反省して、ちょっと頑張っています(汗)
やっと、39枚目まで来ました。
今回は、日本人アーティストの作品をご紹介します。


このBlogでの私、この14〜5年の間に私と知り合った人は「なんで、
渡辺美里?」とお思いになる方も多いのでは?
またまた私の音楽のルーツをお話しなければならないのですが、実は
中学生の頃、それまでClassicしか聴いたことのなかった私が兄から
10本くらい借りたカセットテープに入っていたうち、もっともハマったのが
渡辺美里でした。
それから10年以上彼女のFanをやっていて、青春時代の音楽といえば彼女の
音楽でした。今はすっかり彼女の音楽から離れてしまいましたが彼女の音楽
には相当影響を受けた・・と思います。
彼女の音楽から離れる頃、既にJAZZなどにはまっていた私が手に取った
CDがこの作品です。「うたの木」というストリングスやアコースティックでの
ライブをやり始め、CD化したのがこの作品でした。
「うたの木」のライブにも何度か足を運びましたし、このCDは逆にRockや
Popsをあまり聴かなくなった今でも私にはかなりしっくり来る作品です。
「うたの木」のライブを見ていて、もともと彼女は歌唱力もあるし声もよいし、
今までのバリバリのRockやPops以外にもJAZZのスタンダードなどのカバー
などもどんどん歌えばいいのに!と思っていました。
そんなところにこのCDが発売されたので、非常によかったです。


このアルバムでは、Jazzのスタンダード、昔からの日本の名曲がカバー
されていて聴きどころ満載です。
洋楽はNescafeのCMで使われていた「Killing Me Softly」をはじめ
「We Are All Alone」「Eternal Flame」。
日本の名曲としては「蘇州夜曲」「悲しくてやりきれない」「恋のバカンス
翼をください」など。
かなり誰でもが知っている曲が、彼女の豊かな歌声によって新たな命を
吹き込まれています。
私が好きなのは、
2曲目の「Killing Me Softly」
4曲目の「闇夜の国から」
7曲目の「恋のバカンス
9曲目の「悲しくてやりきれない」です。

私は「闇夜の国から」は知らない曲だったので、こういういい曲が
あるんだなぁ〜と改めて大発見でした。
あとは「悲しくてやりきれない」の最初のコーラスで始まって
とても物悲しくて神聖な雰囲気のアレンジが好きです。
歌詞のもつ悲しさがよく表現されているアレンジになってますね。
あとは「Killing Me Softly」は改めて「名曲だなぁ〜」と思わせるアレンジに
なっていて非常に素晴らしいです。このCDは彼女が持つVocalistとしての
力量を改めて感じさせてくれる作品だと思います。そして、彼女の今までの
イメージを根底から覆す作品でもありますね。
今後もどんどん、こういう試みをしていって欲しいです。