「リトル・ミス・サンシャイン」

yuko20602006-12-16



『バラバラになった家族が1つになっていく様子がよいです。』


※画像は映画「リトル・ミス・サンシャイン」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。


アリゾナ州に住むオリーヴ・フーヴァーの夢は、ビューティー・クィーンになること。
小太りの眼鏡っ子にもかかわらず、美人コンテストのビデオを研究する日々だ。
兄のドウェーンは自室にこもって、筋トレをするのに余念がない。
そして、グランパはバスルームに閉じこもり、ヘロインで夢見心地となっている。
平穏とは呼びがたいフーヴァー家の主婦シェリルは、夫リチャードの反対にも
かかわらず、自殺未遂で病院に入院していた兄フランクを自宅に連れ帰る。
そんなある日、オリーヴが「リトル・ミス・サンシャイン」コンテスト地方予選を
突破したと留守電メッセージが告げる…。
ビューティー・クイーンを夢見るオリーヴの夢をかなえるため、一家は
コンテストが行われるカリフォルニアに向かって出発する。
家族がが乗った黄色いミニバスには一触即発の空気が漂う。
その上、オンボロ車までもが故障し始める。
一家に危機に次ぐ危機がふりかかるのだが・・・。


わずかな製作費で完成させたインディペンデント映画で、特に有名な
スターは出ていないにもかかわらず、このひっそりと公開された映画が、
アメリカで今年の夏5千万ドルも売り上げるヒットを記録した、という
ことだったので、かなり期待していた映画だったのですが、期待していたの
ですが、期待していたほどではなかったです。
かなりアメリカンムービーっぽい感じだったので、それほど日本人が
「うん、そうそう」って共感できる感じではないかもしれないです。
ただ、テーマとして「バラバラになった家族の再生」というのがあるので、
その部分では、今の日本でも問題になっていることなので、共感できる
かもしれないですね。
主人公のオリーヴが、ミスコンに出場するためにカリフォルニアまで
おんぼろの車で旅をします。
その途中で、お父さんと、グランパが大喧嘩したり、息子はパイロットに
なるまで口を利かない。。という願掛けをしているため、話さないし
とにかくいろんなことが起こります。
それでも、オリーヴがとてもやさしくて前向きなので、彼女が家族をつなぐ
ポイントになっていきます。
車が壊れて皆で車を押してからじゃないと車が動かなくなってしまい、
家族全員の力を合わせなければならないことで、段々家族の協力が
出来てきたり、皆が大嫌いだといいながら、妹思いの息子だったり、
それぞれが悩みを抱えながら、違う方向を向いているようで最後は
1つになって行きます。
その辺は、とても共感できました。
また、カリフォルニアに向かうまで、いろんなことが起こりはちゃめちゃで、
かなりおもしろいです。
映画自体もそれほど長くないし、ロードムービーが好きな方は特に、
それ以外の方でもかなり楽しめる作品だと思いますよ。