「007 カジノ・ロワイヤル」

yuko20602006-11-24



『Bondにもう少し色気が欲しい。。。と個人的に思いました。』



※画像は映画「007 カジノロワイヤル」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。


英国諜報機関MI6に所属するダニエル・クレイグ演じるジェームズ・ボンドは、
知力体力共に飛び抜けた資質とキャリアを買われ、"00〈ダブルオー〉"昇格を
目前にしていた。
殺しのライセンスと呼ばれる"00"を取得すれば、任務執行中は自分の一存で
人を殺してもよいという権限を与えられる。
昇格の最後の条件、それは2件の"殺しの実績"だった。
 1件目で大いに手こずったボンドだが、2件目は瞬時にキメる。
ボンドは007への遠く危険な道のりの第1歩を踏み出したのだ。


 ボンドの最初の任務は、世界中のテロリストの資金源である
"謎の男"の正体を突き止めること。
ボンドはマダガスカルで謎の男に雇われた爆弾男モロカを追いかけるが、
フランス大使館に逃げ込んだ彼をその場で射殺してしまう。
国際ルールを破ったボンドの行動をマスコミが非難し、ジュディ・デンチ
演じるMI6の責任者Mは窮地に立たされる。
しかし、1秒たりとも反省などしないボンドは、モロカの携帯電話に残された
謎のメッセージの発信元バハマ諸島へと飛ぶ。。。



この映画、2時間24分とかなり長いです。
でも、結構見どころがいっぱいで長く感じずおもしろかったです。
この映画は、Bondが007になっていく誕生秘話ということだったのですが、
シリーズの続きとしてみるのなら、時代設定が現代というのはちょっと
おかしいのかな?なんて勝手に思ってしまいました。
今までの「007」シリーズよりボンドガールと甘い時間を過ごしている
シーンが多いし、アクションシーンも多いので、映画1本にいろんな
要素がてんこ盛りですね。
映画のオープニングから高いところによじ登って犯人を追いかけ、
また飛び降りて追いかけるというハラハラドキドキなシーンがあるし
かなりお腹いっぱいになる映画でした。
最後の終わり方が、続きを思わせる終わり方だったので、
かなり近いうちに次回作が登場するのでしょうか??気になる。
また、「007」シリーズがいろんな国を舞台に撮影をする・・という
展開をしたことが、後々のスパイ映画やアクション映画などに大きな
影響を与えた・・と言われると、それはそれでこの映画を見る視点も、
違った角度から見れました。



新・ボンドのダニエル・クレイグは、Smartで英国紳士という感じでした。
評論家の前評判も上々だったので、結構期待してみたのですが、
演技は上手いし、体も鍛え上げていて肉体美だったのでよいと
思いました。
今回は、カジノで政府のお金をかけて戦う神経戦みたいな部分が
重要な要素なので、彼のSmartな感じは合っていたと思います。
でも、「007」シリーズをピアーズ・ブロスナンから見始めた私には
ちょっと物足りなかったかな。
「色香」がないんですもの。
ちょっと言い方が悪いのですが、ピアーズ・ブロスナンには、「色香」
とか「渋さ」「ニヒルさ」が備わっていて「この人に抱かれたい」って
思わせるオーラがあるんですが、ダニエル・クレイグにはそれが
なかったから、ちょっと残念でした。
ピアーズ・ブロスナンの前のショーン・コネリーなどの「007」シリーズを
見ていないので、完全な比較は出来ませんが。
そのうちダニエル・クレイグが「007」としてしっくり行ってくるのかも
しれないですね。