「A Cappella 70's Collection」 TRY-TONE

yuko20602006-11-23




気づいたらこの「私のヘビーリスニング」シリーズ、進みが
非常に悪いので、少しがんばって紹介しようと思います。
先日、11/15の日記でライブの感想を書いたTRY-TONE
最新作をご紹介します。
私とTRY-TONEとの出会いや、彼らの紹介は2005/3/21の日記
ご紹介していますのでご参照ください。



今回は、1970年代の名曲を集めたアカペラアルバムです。
ロバータ・フラッグの「Killing Me Softly」から始まって、
ダニー・ハザウェイの「This Christmas」で終わる。。という
構成になっています。
ほとんど知っている曲ばかりなのではないでしょうか??
私の場合「え!この曲も70年代なの?」という結構驚きが
あるほど、普段から割りと聴いているスタンダードナンバーが
多いです。
特に80年代の曲と勘違いしていたのがEarth Wind & Fireの
「September」なんですけど、EW&Fは、どうしても私の中では
80年代のイメージが強くて。。。
改めてこうしてそうなんだ・・・という発見もありつつ聴いています。

「Killing Me Softly」や「Will You Dance」、「Copacabana」、
「Sir Duke」辺りはかなり原曲に忠実にアレンジされていて、よいです。
「We Are All Alone」もオリジナルに忠実にかつ、ちょっとしっとり
歌詞のもつ意味を音でも表現されています。非常に美しいです。
逆に「September」や「I Want You Back」は、大元のFunkyな
曲を想像して聴くと、大人のJAZZアレンジになっていて、
かなりいい意味で裏切られます。
歌詞自体は、このアルバムの「For Lovers」となっている
タイトルどおり、ラブ・ソングなので新たなラブソングとして
いのちが吹きこまれた感じになっています。
あとは、「Close To You」がとてもいいですね。
カーペンターズのちょっと物憂いな感じを残しつつ、
とてもしっとりと仕上がっています。
雨の日に聴いたらピッタリなイメージですね。

「Copacabana」や「Sir Duke」はもともと、Popな曲ですが、
4thでVoice Percussionの北村嘉一郎さんのボイパがかなり
光ってます。彼のボイパのGrooveがなければ、せっかくのアレンジも
生きてこない曲になっていたと思います。
私はアルバムの中でこの2曲が特に好きです。
圧巻なのがやっぱり「ゴールデンシネマ劇場〜70's」のメドレーかな。
「Superman」のテーマで始まって、未知との遭遇→エンターテイナー
→ゴッド・ファーザー → ある愛の詩・・・と続いていきます。
古い映画にあまり詳しくない私は知らない曲もたくさんあったり
曲だけ知っていても、どの映画の曲か分からないものもあったりして
なかなか聴いていておもしろいです。
いろんな曲がいっぺんに聴けて非常におもしろいです。


最近、70年代の音楽もちょっと見直されているし、アカペラで
聴きなおしてみるのはいかがでしょうか?
かなり、このアルバムオススメですよ♪