「プラダを着た悪魔」

yuko20602006-11-06



『女性は主人公に共感できる映画だと思います。』


※画像は映画「プラダを着た悪魔」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。


メリル・ストリープ演じるモードのカリスマミランダ・プリーストリーはニューヨーク
に在住で世界のトレンドをリードするハイ・ファッション誌、ランウェイの編集長。
ドラゴン・レディの異名を取るやり手として知られる彼女は、有名デザイナーに
絶大なる影響力を行使しながら、自身もセレブの一員として、向かうところ敵なしの
サクセス街道を歩んでいる。
だが、ミランダは下で働くアシスタント立て続けにクビにしてしまう。
しかし、彼女の下で1年働くことが出来たら、どこに言っても通用すると
言われている上、仕事のハード差とは違い見た目の華やかさに誰もが憧れる仕事である。
そこに現れたのが、ノースウェスト大学を卒業後、ジャーナリストをめざして
ニューヨークにやってきたアン・ハサウェイ演じるアンディことアンドレア・サックスだった。
アンディは、ファッションにまるで関心のなく、ミランダが何者かを知らず、面接で
そのことを真っ先にミランダに突っ込まれ、「スタイルもセンスもゼロね」と、
鼻であしらわれるアンディ。
だが、他に就職のあてのない彼女は、「確かにファッションのことは知らないけれど、
賢くて覚えが早くてよく働きます!」と、精一杯自分をアピール。その意外性を買われ、
ミランダのジュニア・アシスタントに採用される。
しかし、ミランダの要求は、悪魔的にハイレベル。朝から晩まで鳴り続けるケイタイと
横暴な命令の数々、その上“センス、ゼロ!!”と酷評され、アンディはこの業界が努力と
やる気だけでは闘えないことを思い知らされる。
キャリアのためとはいえ、私生活からはめちゃめちゃになっていく。



アン・ハザウェイが「プリティ・プリンセス」シリーズ同様、ダサい
女の子から、サクセスするあたりは共通しているのですが、
今回はお姫様ではなく、オフィスで働く女性ということで、失敗も
いっぱいするし、目線が同じというところが違いますね。
上司のミランダは「マジ?こんな要求をするの」というありえないような
要求を突きつけてきます。
ハリケーンの中飛行機を飛ばせ、まだ開店していないお店のステーキを
15分後にもってこい、自分の子供のために要求するものをもってこい・・
などなど。
普通の会社だとありえないだろう・・と思うような要求を次々突きつけてきて
へこたれそうになるのですが、1年ミランダの下で働ければどこに行っても
通用するということを頼りに、とにかくがんばろうとします。
途中で、どうすればいいのかコツをつかみ、先回りをして仕事をすることで
ミランダが認めるアシスタントとなっていくのですが、その一方、
ミランダからの24時間容赦ない呼び出し電話、要求によって家族や
友達、彼氏との関係がないがしろになっていってしまいます。
「仕方がないじゃない」が口癖になっていっています。
彼氏にそれを指摘されて、その場面で私もハっとしてしまいました。
忙しくて何も考えられない時って、結構「仕方ないじゃない」って
口癖になっちゃったりして・・心を置き去りにしちゃったりすること
あるなぁ〜って反省したりしてました。
「忙しい」という時は「心を亡くす」とよく漢字が出来てるな・・と
しみじみ思い返しました。(このネタ、以前の日記にも書いてますが)


映画自体が、とにかくおもしろいです。
アン・ハザウェイのドジをするシーンとか所どころ笑えます。
そして、特筆すべきなのが、彼女が変身していくファッション!
ELLE JAPON」とかあ〜いういわゆるかなり高級な洋服が
掲載されているファッション雑誌から飛び出したような
おしゃれをしていて、見ていてそれだけでも楽しいです。
同じ格好は、手が届かないし、なかなか出来ませんけど
参考になる部分はあるかもしれないですね。
あと、嬉しかったのが「RENT」で非常に素晴らしい歌声を
魅せていたトレーシー・トムズがアン・ハザウェイの友人役で
出ていて、個人的に嬉しかったです。
この映画は、かなり働く女性には共感が持てる映画だと
思います。
おもしろいし、おしゃれだし楽しめる映画だと思いますよ。