「Block Party」

yuko20602006-11-01



『もう少しライブ映像が見たかったです。』



※画像は映画「Block Party」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。



ニューヨーク・ブルックリンで、一夜限りのシークレットライブが開催された。
その名も"DAVE CHAPPELLE'S BLOCK PARTY"。
アメリカの大人気コメディアン、デイヴ・シャペルが、今の成功を地元の人々に
還元したいという思いで発案し、その趣旨に賛同したブラックミュージック界の
そうそうたるアーティストが参加した、歴史に残る伝説的な路上ライブを決行した。
現代のR&Bシーンに君臨するカニエ・ウェストをはじめ、俳優やMCとしても活躍する
モス・デフ、強烈なポリティカルメッセージで攻撃的なサウンドを放つデッド・プレズ、
幅広いサウンドが人気のコモン、ビリー・ホリデーの再来とも言われる
エリカ・バドゥ、クオリティの高い詩的な歌詞と抜群の声量で多くのファンをもつ
ジル・スコットなど、ブラックスターたちが奇跡の競演を見せる
。そして、大きな話題を呼んだのが、解散後、7年目にして奇跡的に再結成した
フージーズのパフォーマンスだ。フージーズのメンバーであり、90年代に
カリスマ的地位を築いたローリン・ヒルが圧倒的な歌声で聴かせる
"Killing Me Softly With His Song"は、鳥肌ものの迫力。


あまり、Black Music好きでも、Hip Hop・・ラップなどはあまり詳しくないので
知らないミュージシャンが多かったですが、そんな私でもとても楽しめる
音楽好き必見の映画でした。
ドキュメンタリーなので、Black Musicを楽しめる人じゃないとちょっと
見るのは辛いかもしれませんが、主人公・メインのデイヴ・シャペルの
しゃべりがなかなかおもしろいので、楽しめると思います。
ライブ映像は、かなり良くて、リハーサルの場面をクロスオーバーさせて
見せているのがなかなか良かったと思います。
映画自体が1時間45分と非常に短いので、もう少し長くしてもっと
ライブパフォーマンスを見せて欲しかったです。
普段、あまりHip Hopを聴かないのですが、どのパフォーマンスも
よかったです。
その中でもやっぱり、エリカ・バドゥフージーズのパフォーマンスが
とてもよかったです。
このライブ映像からは「あきらめなければ、道が開ける」とか
「皆が心をひとつにすれば、何かが出来る」とかそういう思いが
たくさん伝わってきました。
他の音楽ドキュメンタリー映画に比べて、ライブそのものに意味が
込められていて、良い作品だと思います。