「サッド・ムービー」

yuko20602006-09-29



『韓国の作品らしい視点の映画だと思います。』


※画像は映画「サッド・ムービー」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。



消防士とニュース番組の手話キャスターとして働く女性、
彼女はサイレンがなるたびに彼が生きているかどうかを
心配して眠れなくなってしまう。2人は「愛してる」を
上手く伝えられずに居る。
聴覚障害者の女性とその彼女がアルバイトをする遊園地に
毎日やって来る似顔絵描きの青年。
彼女はいつも着ぐるみを着て彼の前に現れる。
彼は彼女の着ぐるみの下の素顔を見たいと思い、彼女は
聴覚障害と顔のやけどを気にして着ぐるみを着た状態以外で
なかなか近づけない。
3年間無職の生活を続ける青年とスーパーのレジのパート
タイマーの女性。
彼女との恋を守るために、お金を稼ぐため「別れさせ屋
というカップルの別れ話をする代行屋を始める。
キャリア・ウーマンとして働く母親とその息子。
母親は病気になるまで仕事が優先でなかなか息子をかまって
やれない。しかし病気になり、自分に時間が無いことを知る。
一方で息子は母の自分が生まれる前からの日記を見つけ
母親の思いを知り、病気の母親を守ろうと必死になる。
それぞれの4組のカップル(親子)が、悲しみを迎えるのだが。。。


この映画、結構前宣伝を見ていて期待していました。
「たくさんの映画が恋の始まりを描いている中でさよならの形と
 そこに込められた暖かくも切ない思いを描いた映画」ということで
泣けるんだろうなぁ〜と結構期待していました。
涙もろい方は、かなりこの映画泣けるのではないでしょうか。
前宣伝が前宣伝だったので、結構構えていたので、もしかしたら
期待はずれで泣けないかなぁ〜と思ったのですが、映画館で
普段は泣けない私が、自然にあるシーンで涙を流したので
なかなか映画館で泣けない私も、今回は泣きました。
ある1組のカップル(親子)の別れのシーンでジーンと来て
泣いてしまいました。




4組のカップル(親子)が、関係ないようで関係があって、
それぞれの物語が上手く交わって、進んでいきます。
主人公が何組か居て物語がそれぞれ進むと、ブチっと話が
途切れたりする映画が良くありますが、この作品はその点
上手くまとまっているのではないでしょうか。
ニュースで手話キャスターを勤める彼女と、聴覚障害
着ぐるみを着て遊園地でバイトをしている彼女は姉妹という
設定で上手く交わっているし、別れさせ屋の彼と病気の
母を心配する息子がある地点で上手く絡んでいて、
それぞれのストーリーに上手く結びついているので、
いいかと思います。
見ながらそれぞれの進行に混乱することはないし、良くまとまって
いる作品だと思います。
大事な人を本当に大事だな・・と思い出させてくれるよい作品だと
思います。気になったらぜひ見てくださいね。