「RENT」

yuko20602006-05-06


『音楽が心に突き刺さってくるミュージカル映画でした!!!』


※画像は映画「RENT」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。


1989.12.24〜1990.12.24-
ニューヨーク、イースト・ヴィレッジを舞台に繰り広げられる
1年間の物語。
そこに、傷だらけの愛や夢を抱えた若き芸術家たちがいた。
アダム・パスカル演じるロジャーは、かつて人気ロックバンドの
一員として活躍していたミュージシャン。
しかし、ガールフレンドの自殺と自身の"病気"によって
精神的に打ちのめされ、今ではロフトの自室に引きこもりの状態。
ロザリオ・ドーソン演じる階下に住むエキゾチックなダンサー、
ミミ・マーキーズに惹かれるものの、彼女との恋愛に
踏み出せずにいた。
アンソニー・ラップ演じるロジャーのルームメイト、マークは
芸術と商業性とのバランスに悩むドキュメンタリー映像作家。
イディナ・メンゼル円実彼のガールフレンドのモーリーンは、
自由奔放なパフォーマンス・アーティストで、最近マークを捨て、
トレーシー・トムズ演じる女性弁護士のジョアンヌのもとへ
去ってしまったばかり。
 クリスマス・イブの夜。彼らのロフトに遊びに来た、
ジェッセ・L・マーティン演じる哲学教授トム・コリンズは、
強盗に襲われたものの、後にソウルメイトとなる
エネルギッシュなストリート・ドラマーでドラッグ・クィーンの
ウィルソン・ジェレマイン・ヘレディア演じるエンジェル に救われる。
そしてもうひとり、ロフトにやってきた望まれぬ客─
それは、家賃(RENT)の催促にやってきた、テイ・ディグス演じる
かつてロジャーやマークのルームメイトで、今は資産家の娘と
結婚し付近の土地の所有者になったベニーだった。
ベニーは立場が変わってから彼らに立ち退きを迫るようになった。
ベニーが言うには、彼は若き芸術家たちが自由に音楽や
映画を作れるような、マルチメディア・スタジオを作ろうとしている
とのことだが、それには"ある条件"があった。



個人的な意見ですが、皆さん映画のファーストシーンって
いつも覚えていますか?
本当はとても重要なんだけど、山場が印象に残ってファースト
シーンって覚えていることが少ないのでは?
でも、この映画ってオープニングのファーストシーンがとっても
心に残る映画で、いやぁ〜、ホントにオープニングからやられました!
この「RENT」。数々のミュージカルを私は生や映画で見てきましたが
一番音楽が優れていて、音楽が人の心を突き刺して心に残る
ミュージカル映画にしている作品ではないでしょうか。
「525,600分(つまり1年)を、あなたはどうカウントしますか?」
という歌から始まるんですが。
誰もいない舞台から、物語の中心になっている8人がコーラスで
力強く歌っているんですね。
もう、パワフルでハーモニーが良くてまず、この曲でやられました。
カッコイイ!!!



話の内容としては、スラム街で本当にお金がない主人公達が
夢を叶えるために、もがき苦しんでいる。
そして、病気=HIVに犯され、いつ死ぬかわからない状態で
人を愛し、未来ではなく今をどう生きるか、今を一生懸命
生きるためにもがいている・・というお話なんですけど。
とにかく、「ミュージカル」としては、最高級の作品なのでは
ないかと思います。
音楽もRockとかPopsの要素と、Gospelなどの要素がMixされていて
本当にカッコイイし、何より歌の歌詞が非常にいい。
ブロードウェイで何度も何度も上演されている理由が分かる気がします。
生で舞台を見て迫力を肌で感じたいなぁ〜と強く感じました。
非常に良い作品です。
我こそは音楽好き、ミュージカル好きを自負する人は絶対に
見たほうがいい映画です。
出来ることならもう1回映画館で見たいです。


ちなみに私が今までTheaterで生で見たミュージカルの中で一番
音楽に圧倒されて感動した作品は「MAMA I WANT TO SING」
だったのですが、ひょっとすると私の中でこの作品は越えたかも?
そのくらい、非常に音楽がしっかりしていて良い作品でしたよ♪