「V・フォー・ヴェンデッタ」

yuko20602006-04-17



『やられた〜。』



※画像は映画「V・フォー・ヴェンデッタ」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。



独裁国家と化した近未来の英国。
ナタリー・ポートマン演じるイヴィーは、夜11時過ぎに
夜間外出禁止令を破り、友人の家を訪ねようとしていた。
街角で秘密警察に見つかり彼らの手によって身の危険に
さらされる。
そこにヒューゴ・ウィービング演じるVと名乗る仮面の男が
現れイヴィーは救われる。
不正と暴虐にまみれた政府転覆をはかるVは、手始めに
中央刑事裁判所を爆破。
更にTV局を占拠し、電波ジャックをし、国の圧制を糾弾し、
11月5日の“ガイ・フォークス・デー”に国会議事堂前に
集結するよう市民に呼びかける。
不気味な仮面の男の登場に国中は衝撃を受ける。
「V」をどんな手段ででも捕まえると、国家が決めた時、
イヴィーはVと行動を共にすることになり、イヴィーも当局に
マークされるようになる。
その一方で自分自身の怨念を晴らすため、有力者を次々と殺していくV。
そんな彼と出会ったことで、イヴィーは人生を大きく変えていく。



最初、この映画、かなりエグくて見れないのかなぁ〜と
思っていたのですが、大好きなナタリー・ポートマンが出ているし
見なくちゃ!!と思い、プレミア試写会に応募して見て来ました。
思っていたよりエグくないし、おもしろかったです。
ストーリー設定も「元アメリカが第三次世界大戦を起した
ことにより、植民地になっている」とか、あまり今の世界を
見ると想像できないような設定なんですね。
でも、ファシズム・・というのか、とにかく圧制で
いろんなものが禁じられているんです。
その禁じられた中で規律さえ守っていれば、平和と安全が
保障されていて・・という国家なんです。
これって、第二次世界大戦時のドイツよりもすごいかも?
それで、市民もそうした方が安全だから・・と皆静かに
暮らしているんですが、そこを打ち破って世界を変えようと
テロを起していくのがVなんですね。
TVなどのCMを見ていると、どうもVが悪役?って感じなのですが
実は違ったりして。
ストーリーも「右へ倣え」が本当にいいことなの?と
ちょっと考えさせられたりする映画だったりします。
世の中がそういう方向へ流れていかないように・・という
警告する映画でもあったりするのでは?と思ったりします。



ナタリー・ポートマンの体当たりの演技も非常に良かったです。
1発勝負の髪の毛を刈られるシーンとか。
とにかく、すばらしかったです。
最初は、無難に生きていこうとするOLだったのにVに出会い、
考え方を変えられ、Vに恋をし、変わっていく。
スキンヘッドになってからの力強い生き様を演じているところも
よかったです。


またしても「やられた〜」という感じの映画でした。
ぜひ、映画館で楽しんでくださいね。