「プロデューサーズ」

yuko20602006-03-20

 

『まるで、目の前で生のミュージカルをみているかのようでした。』


※画像は映画「プロデューサーズ」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。


1959年のニューヨーク。
演劇プロデューサーのマックス・ビアリストックことビアリーは、
ここのところ落ち目。かつてはブロードウェーの公演で成功し、
高価なスーツを着て高級車を乗り回していたこともあったが、
今は金に困っている。でっぷりと太ったビアリーの特技は
バアさまキラー。老婦人たちにうまいことを言っては小切手を
巻き上げている。折しも一人のバアさん相手に
“伯爵婦人と運転手”ごっこで盛り上がっていると、見知らぬ
若い男がやってきた。W&M事務所の会計士と名乗った男は、
レオ・ブルームで、帳簿の整理をするために来たのだ。
この男もヘンなやつで、他人と打ち解けることができない。
赤ん坊の頃から肌身離さず身に付けているという毛布の
切れっ端がないとパニックに陥るという癖がある。
このヘンな会計士レオが、帳簿を調べていたところ、ショウが
こけたほうがお金が儲かるという摩訶不思議な事実に気づいた
ことで、マックスのやる気が充満。レオを巻き込み、大金をせしめようと、
初日=楽日を目指す史上最低のミュージカルのプロデュースが始まった!
そしてまたとない史上最低の脚本「春の日のヒトラー」が見つかる。
果たして、2人のもくろみは成功するのか・・・。



大のミュージカル好きの私のことなので、この映画ちょっと甘めに
★5つつけてしまいましたが、お許しください。
ミュージカルは、学生時代イギリスにホームステイしていた頃、
ロンドンや住んでいたブリストルという町のミュージカルシアターで
かなりいっぱい見ておりますが、まだまだ見ていない作品もいっぱいあって
この作品も見ていない1つでした。
映画で先に見れるということでかなり楽しみにしていて、試写会応募も
これでもか!というくらいしていて、当たって見れることになり
気合を入れて見に行きましたが、期待を裏切られず良かったです(^^)


オペラ座の怪人」とは違って、この映画に関してはまさに目の前で
ミュージカルの舞台そのものを見ているかのような臨場感があって
非常によかったです。
オペラ座の怪人」の場合は、舞台では表現できないストーリーの
奥の部分まで表現されていて、非常に深い作品になっていたよところが
良さだったのですが、この映画に関しては、逆に舞台の臨場感そのもの
という感じなのが良かったです。
しかも、ビアリーとレオを演じた2人は、もともとブロードウェイで
演じていた2人だったということで、そこもこの映画が劇場の臨場感を
かもし出していた要素なのかもしれないんですね。


音楽も非常に良くて、途中からどんどん引き込まれていきました。
ストーリーもどちらかというとドタバタなお笑いという感じなので、
ギャグなども満載でとてもおもしろかったです。
最初はちょっとだけ下品さを感じていたのですが、逆にそれが
このストーリーのもちという感じでした。


ミュージカルが好きな人はぜひ見て欲しい映画ですね。