「ウォーク・ザ・ライン」

yuko20602006-02-26

原題:Walk the Line



『素敵な人生の物語でした』




※画像は映画「ウォーク・ザ・ライン」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。



最愛の兄を事故で亡くしたホアキン・フェニックス演じる
ジョニー・キャッシュは、周りに溶け込めない孤独な少年だった。
そんな彼の心の拠り所は、ラジオからいつも流れてくる
リーズ・ウィザースプーン演じるジューン・カーターの歌声。
成長したジョニーは空軍を除隊後、ジニファー・グッドウィン演じる
初恋の女性ヴィヴィアンと結婚するが、さらに音楽への夢を募らせていく。
彼は軍隊時代の自作曲でオーディションに合格、
プロのミュージシャンの道を歩むようになるが妻との諍いは絶えない。


1950年代、エルヴィス・プレスリーカール・パーキンス
共に、ロカビリーの黄金時代を築き上げたジョニー・キャッシュ
 栄光の頂点でドラッグによる挫折を経験したあと、
奇跡のカムバックを遂げるキャッシュ。
 そして、世間に離婚を非難されながらシングル・マザーとして
力強く生きるジューン・カーター。
彼女もまたカントリー歌手であった。
 音楽を通して強い魂の結びつきを得たふたりは、
幾多の壁にぶつかり、すれ違いを繰り返しながら、
10数年にわたって育んできたかけがえのない友情を、
かけがえのない愛へと昇華させていく。



この映画、ものすごく見たくて、3/3までの限定公開のようで
(但し、上映館が大幅に減るだけで、一部映画館では3/4以降も
 公開あるようです)
家から行きやすい場所ではほとんど上映が終わってしまう
ということだったので、朝一番で見に行ってしまいました。
お客さんがたった7人しか入っていなかったのがもったえない。
非常にすばらしい映画でした。
音楽が好きな人は結構楽しめるのでは?
カントリー・ブルースなんかが好きな人はこの映画楽しいと思います。



ジョニー・キャッシュというミュージシャンの人生を描いた
作品なんですが、子供の頃、とてもいい人だった兄を亡くして
そのことが心に穴を開けてしまい、いつも喪失感を感じながら
生きていたようです。
薬にも手を出し、薬中毒にもなり自分は「ゴミ人間だ」とさえ
思って生きているのです。
最初の奥さんは自分のことしか見えておらず、なかなか彼の
心のうちを理解してもらえなかったのですが、ジューン・カーターと
心がつながっていくうちに次第に、心の喪失感が溶けていく・・
という感じなんですねぇ。
見ていて、ジョニーに感情移入をしてしまうし、非常に
よい作品でした。
本当に愛し合った2人の物語なんですが、見ていてこういうお話は
いいですねぇ。
ちょっと甘いですが、★5つつけちゃいました。
音楽もよかったし、期待を裏切らなかったので。



前にもご紹介した「きみに読む物語」もそういう類のストーリー
ですが、ウォーク・ザ・ラインは実話だから更にいいです。
公開劇場が減ってしまうのがちょっと残念ですが、私的には
かなりイチオシなので、気になった方は劇場へどうぞ!