「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」

yuko20602006-02-11



『もともとは舞台作品なんですね』



※画像は映画「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。


アンソニー・ホプキンス演じる天才数学者の父が死に、
グウィネス・パルトロウ演じる彼を5年間看病し続けた
キャサリンは、生きる気力を失っていた。
葬儀のためにニューヨークから姉のクレアがやってくるが、
折り合いの悪い関係に、キャサリンは苛立つばかり。
そんなキャサリンを優しく包み込んだのは、父の教え子で、
キャサリンに思いを寄せているジェイク・ギレンホール演じる
ハルだった。ハルのやさしさと出会い、少しずつ心を
開いていくがふたりが恋に落ちた日の翌朝、キャサリンは、
ハルにデスクの鍵を差し出す。
そこから出てきたのは、世紀の発見となる数式の証明だった。
しかし、そのことにより彼女の運命は大きく変わっていく・・・。



この映画、もともとは舞台だったんですねぇ。
それを映画化したものなんだそうです。
試写会も当たっていたのですが行けず、見たいみたい・・と
思いながら今日になってしまいました。
来週で公開が終わってしまうので、「見ればよかった」と
後悔する前に見れてよかったです。


映画は結構淡々としていて、過去の回想と、現在が
混ざっているので時々考えながら見ないと「あれ?」って
思ったりしてしまうのですが、段々「ここは回想だな」とか
見ていくうちに分かっていくので、それは問題ない感じです。


偉大な父親をもってしまったばかりの苦悩、父親が晩年
精神的な病にかかってしまったので、キャサリン
父親似だから、そうだと決めてかかられてしまう姉の
態度、そしてハルの何とか彼女を包み込もうとする
暖かい心・・などなど。
この作品には日常の人の心の動きや思い込みなどが結構
詰まっていて、そういうものがこの作品のよさなのかもしれません。
特に、相手役のハルの時々ヒステリックになってしまったりする
キャサリンを包み込もうとしている暖かさがいいなぁ〜と
思ってみたりしました。
この映画は、アカデミー賞にもノミネートされているようですが、
人間ドラマとして静かに見るならいい作品かもしれませんね。