「オリバー・ツイスト」

yuko20602006-01-24



『当時を再現したセットはすばらしかったです』


※画像は映画「オリバー・ツイスト」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。



19世紀・英国で孤児として育った9歳のオリバー少年。
わずかの食事のおかわりを求めたばかりに救貧院を
追放された彼は、奉公先でも理不屈ないじめに遭い、
とうとうそこを逃げ出してしまう。
オリバーが目指したのは大都会ロンドン。
だが100キロ以上の道のりをたったひとりで
一週間歩き通し、やっとロンドンにたどり着いた時、
彼は飢えと疲れで一歩も動けなくなっていた。
そんな彼を助けてくれたのは、愉快な悪党
フェイギン老人のもとで働いているスリの
少年ドジャーだった。
フェイギンに迎えられたオリバーは、スリ仲間の
少年たちや心優しい女たちの中で、生まれて初めて、
家族のような暖かさを味わう。
しかしそれも束の間。オリバーは彼の運命を
大きく変える恐ろしいたくらみに巻き込まれてゆく・・・。



オリバー・ツイストの本自体は読んだことがなかったですが
しっかり映画の中に入っていけました。
非常にすばらしい作品だったと思います。
でも、期待していた割りに泣けなかったので、そこで星が1個
マイナスになりました。
でも、今年見た映画の中では、今のところNo.1ですね。
って、今年はまだ昨年に比べてみた本数が少ないけど。。。


この映画の見所は、日本円にすると80億円も費やしてウィーンに
再現した、物語り当時の19世紀の町並みを再現したところ。
CGに頼らず、細部まで再現しているところが見ものですね。
衣装も凝っていましたし。
違和感なく物語りに入っていける感じがとてもよかったです。
物語の前半のオリバーはこれでもか!と言うほど運が悪くて
痛ましい感じでした。
ロンドンにたどり着いてから、少しまともな生活になるのですが、
またも悪党のたくらみで運が悪い!と思うほど悪いことに
巻き込まれていき、かわいそうな運命をたどることになります。
そこが、この小説がたくさんの人を魅了していった魅力でも
あるんでしょうけどね。
小説を読んでみたいなぁ〜と思ってしまいました。



そして、何よりよかったのが、オリバーを演じていた
バーニー・クラーク少年。
愛らしくて、物語のオリバーが本当に心が純粋だったことを
そのものを演じている感じがとてもよかったです。
この映画のオーディションで主役を勝ち取り始めての主演作
だったとは思えない演技ぶりでよかったです。
彼のきれいな瞳に吸い込まれることは間違えナシです。
私はあまり映画館で泣けない方なので、泣けなかったですが
涙もろい人は最後に泣いちゃうかも!
とてもよい作品なので、ぜひ見てほしいですね。