「Brother Sister」 The Brand New Heavies

yuko20602006-01-21



昨年の2月からはじめた「私のヘビーリスニング」シリーズ。
1年弱でまだ25枚しかCD紹介してなかったんですねぇ。
最初の頃は、結構調子に乗って書いていたのに・・・
1/9の日記でご紹介した「gigabeat」
CDをどんどん落としているので、最近はCDラックに入っている
いろんな音楽を改めて聞く機会が増えてきたので、
せっかくなので、以前にヘビーリスニングしていたCDなども
少しずつご紹介していきます。



昨年の8/2の日記で、James Taylor Quartetという
グループの「do your own thing」というAcid JazzのCDを
ご紹介しましたが、その時のお話とも絡むCDをご紹介します。
その日の日記の中で10年ほど前に大学生だった私がイギリスで
7ヶ月すごした時に、あるバーのバーテンさんに教えてもらった
CDの1枚がこのアルバムです。
このCDが、バーでかかっていて「カッコイイ!!」と衝撃を受け、
バーテンのお兄ちゃんに「誰のCD??」って聞いたのがきっかけで
このCDを買いました。


Acid Jazzについてちょっとご説明しましょう。
Acid Jazzとは、1980年代にイギリスで起こったムーブメントで、
最初はJAZZをDJ達がクラブでFunkyにアレンジして回して
いたらしいんですが、次第にミュージシャン達が「自分達で
作ってみよう」ということで、Acid Jazzというムーブメントが
起こったという話です。
最初は「Acid Jazzレコード」というレーベルがあり、それを
創設した2人の人がいたのですが、後々いくつかのバンドを
引き抜いて「Talkin' Loudレーベル」というのを片方の人が
起して、独立して2つのレーベルがシーンを引っ張って1990年代
盛り上がっていった・・・ということらしいです。
Acid Jazzレーベルの方の代表的なアーティストが、この
The Brand New Heaviesや、昨年の8/2の日記でご紹介した
James Taylor Quartet、Jamiroquaiなどなど。
Talkin' Loudレーベルの方の代表的なアーティストが、今も
まだまだ絶大な人気を誇るIncognitoや、残念ながら10年前に
解散してしまったGallianoなどなど。
Acid Jazzレーベルのアーティストの方が、カラー的には
Popな感じで、Talkin' Loudレーベルのアーティストの方が
印象的にはJazzっぽくてCoolな印象ですね。



The Brand New Heaviesの特徴は、3人の男性がコアなメンバーで、
その時その時で実力のある女性ボーカリストを立ててアルバムを
作っているところ。
このアルバムではエンデア・デヴェンポートというボーカリスト
歌っています。
かなり黒人特有のコブシもありつつ、透明感もありつつで、
すばらしいボーカリストが歌を歌っています。
バンド的には、あまり演奏は上手くないんですが、曲のよさと
ボーカリストのよさと、Groove感でそれをカバーしちゃってます。
このCD、不思議と今聞いてもあまり古い感じがしないんですねぇ。
PopでFunkyでかなりいい感じです。
Acid Jazz好きの人の間では必聴盤的なアルバムでもありますよね。


好きな曲はいろいろあるのですが、その中でも特に好きな曲が
「Midnight Oasis」という曲。
実はこの曲、つい2年位前まで彼らのオリジナルだと思っていました。
しかし、この曲、1970年代にマリア・マルダーという人が大ヒット
させた曲だったということを知りビックリ。
それを知ったのが、FMでかかっていた別の人のヴァージョンを聴いて、
「あれ?」と思って調べてみたらそうだったという曲でした。
マリア・マルダーのオリジナルをネット上の視聴で聴いてみたのですが
かなりゆったりとしたヴァージョンでした。でも、この曲を
うまーくPopでFunkyに仕上げていて、私は聞き比べて余計に
気に入ってしまいました。
この曲、結婚式の定番ソングとして使われているんだとか。
そんな縁起のいい曲だったんですねぇ。
他にもいい感じの曲が多いので、FunkyでJazzyなノリがお好きな方は
ぜひ、聴いてみてくださいね。




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