「愛をつづる詩」

yuko20602005-09-27



『理解に苦しんでしまいました。』



※画像は映画「愛をつづる詩」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。


北アイルランド出身のアメリカ人の“彼女”は、分子生物学者として
学会や委員会で世界中を飛び回っている。
修復不可能なほど壊れてしまったイギリス人の政治家である
夫アンソニーとの結婚生活に満たされない日々を送る“彼女”。
その日も夫の情事が発覚、いつもの口論が始まる…
 夫の体裁の為に出席したパーティで、彼女はある男性と出逢う。
「私なら絶対に美しい女性を一人にしない」
“彼”はレバノン人。以前は医者だったが、祖国に幻滅し
レバノンベイルートから逃亡、今はコックとして働いている。
まもなく、彼らの情熱的な情事が始まる。2人はお互いの違いを
受け止め、愛し合っていく。
しかし、厨房で同僚たちに自分の文化と信仰をあざけられたことを
きっかけに、一度は捨てたはずの、自分が残してきた祖国への
信念が再び頭をもたげ始めた“彼”。その強い信念が、2人の愛にも
暗い影を投げかけ始める。
"彼"が"彼女"を拒絶する時、"彼"の怒りと苦悩の奥深い理由が、
徐々に現れてくる。それは西洋諸国で生きる異邦人としての彼が
毎日経験してきた痛みと屈辱感だった。



どうやら、原題は「Yes」という作品で、邦題とはかなり意味合いが
違うような気がしますね。
そして、セリフが解説を読むと、韻を踏んでいるそうで、よーーく
そういうことを知らないと、みていてかなり分かりにくいストーリーに
なっていました。
サリー・ポッター監督の世界が好きな人は、ハマる作品なのかも
知れないけど、基本的には日本人には英語独特の表現もありそうで
理解しにくい作品ではないかと、個人的には思っています。
あと、内容的にあまりに哲学的過ぎて、ちょっと難しいですね。


まぁ、簡単に言えばこの映画は、不倫の話なんですけどね。
2人が国の文化や過去の苦しみ、立場の違いを超えて愛し合って
行くのだけれど、やはり彼の方が差別を感じたりしてしまって
上手く行かなくなってしまったりする・・という感じですね。
あと、基本的に女性の方がヒステリックになってしまうのかなぁ。
夫婦喧嘩のシーンなどは、女性の方がきついことをいうけど、
男性は「もう、つらい」って何も言わない・・・。
きっとどこでもそうなのかなぁ〜なんて、冷めた夫婦関係を
垣間見る感じでした。
私は、この作品はあまり映画館でお金を払ってみることを
オススメしないかな。