「旅するジーンズと16歳の夏」

yuko20602005-09-26



『心にじわじわ染みる青春ムービーです。』


※画像は映画「旅するジーンズと16歳の夏
のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。


生まれる前からずっと一緒だった4人の16歳の少女たち。
リーナ、カルメン、ブリジット、ティビー。
生まれてはじめてバラバラに夏休みを過ごすことになった4人は、
夏休みに入る前に、古着屋で不思議なジーンズに出会う。
体型が違うのに誰がはいてもピッタリ!
彼女たちはそのジーンズの不思議な力を信じ、ひと夏
それぞれが1週間交代で順番に履き、それぞでの場所へと
送りあうことにした。
ギリシャで初めての恋に落ちとまどう内気なリーナ。
サウス・カロライナで新しい家族と暮らす父を見て、
激しい怒りといたたまれない寂しさを覚えるカルメン
幼い頃に自殺した母の死の影を引きずりながら、メキシコの
サッカーキャンプで誰よりも陽気に振舞うブリジット。
ひとりメリーランドの地元に残り、つまらない人生を嘆く
ティビーは、生涯忘れることのできない小さな友と出会う。
ちがう場所、ちがう経験、ちがう悩み―それぞれの夏を
過ごしながら、彼女たちは世界を旅する一本のジーンズに
夏の思い出を刻みつけていく。


映画を見る前に、チラシにいつものごとく、いろんな著名人の
絶賛のコメントが書いてあったので「まぁ、いつものことか」と
思いながら映画を見ていたのですが、今回は違いました!!
本当にいい作品で、そんな先入観を打ち破ってくれました。
この映画は「トラベリング・パンツ」という小説を映画化
したもので、この小説はアメリカの母娘読書クラブで絶えず
トップの地位に選ばれると言うロングセラーな小説だそうです。


4人のそれぞれの苦悩と立ち向かう様子がとてもよいです。
1週目にジーンズをそれぞれ履いた時は、それぞれ何も
起こらないのですが、1回目に履いた時に起こったハプニングが
それぞれ2回目に自分が履く番が周ってくるまでにそのハプニングが
いろんなことを起こすのです。
それぞれ苦悩しながらも、友情を信じて、頑張って生きて
行く様子がとても心を打ちます。
カルメンの父親への寂しい思いをぶつけるところ、ティビーが
出逢った12歳の友達の死、ブリジットがどうしても乗り越えられない
母親への思いをさらけ出すところ・・などが結構泣けます。
私もこの映画の最中、何度も泣きそうになったりホロっと
泣いてしまったりしました。
また、映画を見ながら自分の分身のように自分のことをわかってくれる
友達がいたらいいなぁ〜と思ってしまいました。
小説がシリーズで3冊出ているようなので、全部読んでみたくなりました。
映画自体は、あまり公開される劇場が多くないようなので、逆に
残念だと思います。
女性には、特に見て欲しい作品ですね。


また、この映画の英語。Teenagerがしゃべっている英語なので
とても分かりやすくて、勉強になるかも・・なんて思いながら
見てしまいました。今度DVDが出たら、家で字幕を隠して
見てみようかな。