「シンデレラマン」

yuko20602005-08-22



『苦しい時代なのに希望を捨てず、家族を守るため
 ひたすら前だけを見つめていた男の実話です。』


※画像は映画「シンデレラマン」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。


大恐慌時代。
アメリカが初めて挫折を味わった時代。
多くの人が家族を養えずに離れ離れになって
ゆくなか、家族の絆を守り通した男がいた。
ラッセル・クロウ演じるジム・ブラドック。
彼は前途有望なボクサーで、レニー・ゼルヴィガー演じる妻のメイと
3人の子供たちと希望に満ちた毎日を送っていた。
しかし度重なる負傷と悪運で、敗戦の連続。
ボクサーのライセンスもハク奪された上に大不況の影響を受けて
一家の生活はどん底になってしまう。
ある日、困窮を極めながらも家族のために奮闘する彼の前に、
かつての友が現れ一夜限りの試合を持ちかける。彼にとっては
最後の試合。そして運命の一夜、<奇跡>がおこる。
それは、人々に永遠に語り継がれる伝説の始まりだった。
そして、彼は<シンデレラマン>と呼ばれ、人々の希望の光となり、
愛された。



この映画、本当に実在した人の話なんだそうです。
大恐慌時代・・1939年前後のお話ですね。(多分)
主人公のジムを演じるラッセル・クロウ
今回も見事に顔つきが違い、本人を演じきって
いたと思います。彼はどの映画を見ても顔が違うので
本当にスゴイ俳優さんだと思います。
相手役のレニー・ゼルヴィガーもかわいらしくて、凛とした
妻を演じ切っていました。
この両役者は私の中でもBest5か10に入るほど大好きな
2人なので、その共演作品ということでかなり期待して
いましたが、期待を裏切られなくて本当によかったです。


メインはボクシングなんで、やはり殴られたりしている
ところが、とても痛々しくて見ていられないですね。
でも、ジム・ブラドッグの生き様は素晴らしかったです。
家族のために自分を犠牲にし、本当に愛し、そして
家族を守るために戦う。
そして、男らしい男性。
こんな人が今、世の中にいたらもっと人々が希望を
持てるのではないかと思ってしまいました。
どんなに貧困で希望が持てない時代でも何とかしようと
するところがすごいですね。


そして、最後のシーンにとても感動してしまいました。
リング上で殺されてしまう・・・と前評判されていた
相手に立ち向かう姿。最後の最後まであきらめない
姿にとても感動しました。


実話の場合、上手く人の心を惹きつけるように描くのが
なかなか難しいと思うのですが、この作品はじーーんと
感動できます。
ぜひ、映画館でボクシングの迫力と愛情あふれる
主人公の姿に感動してください!