「クレールの刺繍」

yuko20602005-08-16



『ストーリー展開がちょっと複雑です。』


※画像は映画「クレールの刺繍」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。


ローラ・ネマルク演じるクレールはスーパーで働く17歳の少女。
家族と離れ、一人暮らしをしているが大人になりきった年頃でもなく、
まだ母親からの愛を求めている。
しかし、現実には、母との間は決して上手くいっていなかった。
クレールは妊娠していた。
5ヶ月半を過ぎたお腹は日に日に目立ち始めている。
妊娠を母親にも話すことのできない彼女は、産婦人科医の
薦めで「匿名出産」をすることを決意する。
「匿名出産」とはフランスで通称「マドモアゼルXの出産」と
呼ばれるもので、母親の身元を伏せたまま、産後すぐに
里子に出す制度である。
妊娠が周囲にバレることを恐れ、スーパーに病気休暇願いを
出す。
親友のお母さんの薦めもあり息子を事故で亡くしたばかりの
刺繍職人メリキアン夫人のアトリエで雇ってもらうこととなる。
アトリエに通ううちに、刺繍の奥深さに触れ、そして他者と
心を通わす充足感をも知るようになるのだった。


周りの評判が今ひとつだったので、あまり期待せずに
見ていたのですが、主人公の心理描写や動きが
前半はどうつながっているのか分かりにくかったです。
ストーリーが進むにつれ、段々分かってきたのですが。
刺繍が出てくるのですが、とても繊細で美しかったです。
これを見てるだけでも、いいかなぁ・・・という感じですね。
私は洋裁などがとても嫌いなので、「細かい!」
「肩が凝りそう」って思いました。
好きな人は、作業している様を見るだけでもおもしろい
のかもしれないですね。
あと、息子を亡くしたばかりで廃人のようになってしまった
メリキアン夫人を、何とか立ち直らせようと不器用ながらも
奮闘し、最後には2人が心を通わせるようになるのも
よかったです。
ストーリーが淡々としているので、飽きる人は飽きてしまう
映画かもしれないなぁ〜と思い★2つにしました。
Bunkamuraで公開されるみたいなので、気になる方は
ぜひ見てください。