「コーチ・カーター」

yuko20602005-07-19



『今の教育現場にいる先生達に見て欲しい作品です。』



※画像は映画「コーチ・カーター」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。



大きな問題を抱えているリッチモンド高校のバスケットボール・チーム、
オイラーズを立て直すため、1人のコーチが就任した。
サミュエル・L・ジャクソン演じるケン・カーター。
カーターはリッチモンド高校の卒業生であり、在学中は
バスケットボール・チームのスター選手。
在学中に数々の記録を打ち立て、未だに破られていない。
しかし、今のチームは、貧しい家庭の子供が多く、生活は荒んでおり、
皆授業にもまともに出ていなかった。
カーターは「悪い流れを変えたい」という強い信念を胸に抱いていた。
カーターは、部員たちに3つの約束をさせる。
「常に一定以上の成績をとること」
「授業には全て出席し、1番前で授業を聞くこと」
「試合の日には上着とネクタイを着用すること」



強いチームになるために繰り返される厳しいトレーニング。
やがてチームは無敵となって連勝を続けていたが、就任当初に
交わした約束をほとんどの選手は守れない。
カーターは周りに何を言われようとも自分の主張を曲げなかった。
そして、コートを閉鎖するという手段に訴える。
避難を浴びて街全体を敵にまわしても、いつか自分の真意が部員たちに
伝わることを信じながら・・・。



この映画は99年、カリフォルニア州リッチモンド高校で実際に
あった物語なんだそうです。
こんな強い信念を持った先生と、それについていった生徒達が
いたんですねぇ。
街全体がかなり、すさんでいて、何事に対してもあまりやる気がない
生徒達ばっかりなんですが、まずはバスケットに対して、どう真剣に
取り組むかという姿勢が変わってくるんですね。
厳しい練習をこなして行って、勝っていくと、本当の意味での
勝利の味もわかってくるし、楽しくもなっていく。
でも、自分達が弱かった時代のことを忘れて、今度は負けた
チームを見下してしまったりする。
逆に、スポーツさえ出来ればあとは・・みたいな、自信がないから
「勉強なんてやってもしょうがない」という気持ちになっている
生徒を厳しくも導いていくコーチの姿がなかなかよかったです。
実話だとしたら、素晴らしい指導者ですね。
こんな指導者が、日本にももっともっといたら(かなり失礼ですが)
日本ももう少しまともな世の中になるのでは?
この映画を見ていると「あきらめなければ、人生に光が差す」
という希望をみせられるような気がします。
スポコン映画ですが、スポコンしすぎていないところがGoodです。
サミュエル・L・ジャクソンの鋭い意志の強そうな目の光も、
とてもすごかったです。