「アイランド」

yuko20602005-07-15



『近未来に現実になってしまいそうなストーリーです。』



※画像は映画「アイランド」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。



ユアン・マクレガー演じるリンカーンは大気汚染から
救い出されこのコミュニティで暮らし始めて3年になる。
そしていつも同じ夢にうなされている。
その夢から覚めたを待っていたのはいつもと変わらぬ一日。
壁のスクリーンに映し出される健康アドバイス
管理の行き届いた食事。
そして女性用の居住棟で暮らすスカーレット・ヨハンソン演じる
ジョーダンとの心はずむ会話。
安全で快適だけれど、退屈な日々。ここで暮らす人々の夢は
地上最後の楽園「アイランド」へ行くこと。日々行われる抽選会が
彼らの最大の関心事である。
しかしある日、リンカーンは虫をみつけそれについていったところ
施設の存在意義を知る。
彼らは臓器提供のために“生産”されたクローンであり
「アイランド行き」とはすなわち臓器摘出の死刑宣告であることを、
リンカーンは知ってしまう。
そして次の当選者に決まったのはジョーダン。
2人は生きるためにコミュニティからの脱出を試みるのだが・・・



かなりハラハラドキドキなストーリーでした。
ユアン・マクレガーは、久し振りにカッコよかった気がします。
SWシリーズ以外ではイマイチカッコいいと思えなかったので。
クローン人間である彼らは、ほとんど外の世界でどうやって
生きていくかを全く知らないのですが、人間の知能を一応
持っているので逃亡しながら自らの知恵で何とか危機を
乗り越えていくんですね。
クローンだから、“物”としてしか扱われていなくて、
執拗に追いかけられてしまうわけです。
でも、クローンとは言えども「心」を持っているわけで、
その扱いに憤りを感じる、そして純粋だから人をうがわない・・
という見ていて惹きつけられるキャラクター達なんですね。



クローンの製造の様子など、かなりリアルで、ちょっと
見えていて「気持ち悪い」って思ってしまうようなシーンが
あるのですが、もしかしたら数十年後にこの映画が現実に
なってしまったりするのではないか・・と見ていて怖く
なってしまったりしました。
今まで、クローンをテーマにした映画がいくつかあり、
見ましたが、この映画のクローン製造の様子などは1番リアル
だったのではないかと思います。
そして、クローンとは言えども人間として生まれてきて、
「生きたい」という心を持ってしまう。
そうなった時、どうすべきなのか・・やはりこれからの時代の
課題なのかもしれませんね。
そんなことを考えさせられる映画でした。