「ラヴェンダーの咲く庭で」

yuko20602005-06-02



※画像は映画「ラヴェンダーの咲く庭で」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。


舞台は1930年代、イギリスのコーンウォール地方。
初老のマギー・スミス演じるジャネットと
ジュディ・デンチ演じるアーシュラ姉妹は、
両親が残してくれた屋敷と財産に恵まれて
つつましく暮らしている。


嵐の翌日、屋敷の眼下の浜辺に、若い男性が倒れているのを
発見するアーシュラ。
ジャネットと一緒に屋敷へ連れ帰り、ミード医師を呼び懸命に
看病するの。
彼はダニエル・ブリュール演じるアンドレア。
片言のドイツ語でポーランド人でという名だと分かる。
どうやら渡米途中に船が難破しこの海辺へ流れ着いたらしい。
アンドレアの傷が癒える頃には3人は心を通わせ、
長い間独身だったふたりの生活は次第に明るく輝きに満ちた
毎日へと変わっていった。
いつしか姉妹はそんな彼に惹かれていく。
彼にはヴァイオリンの才能があり、ヴァイオリンを弾くことで
言葉を越えた交流を街の人とはぐくんでいくこととなる。
短い夏の間に、アンドレアは音楽の才能とその人柄で
町の暮らしにも馴染んでいったが、オルガというロシア人の
若い女流画家との出会いによってギクシャクし始めてしまうのだが・・



もう少し淡々としていて、見ていて飽きてしまうストーリー
かもしれないなぁ〜と、あまり期待しないで見ていたのですが、
それが逆に良かったのでしょうか、とても心に染みてきました。
ヴァイオリンで綴る音楽が、とても美しかったですね。
あと、初老の姉妹を演じている2人の女優さんがとても
自然で、憂いがあって素晴らしかったです。
特に、妹のアーシュラを演じていたジュディ・デンチ
この映画でイメージが変わりましたね。
今まで見た映画では、意地悪なおばあさんとか、頑固者の
おばあさんとかという役が多かったのですが、
(目つきがちょっときついので、そういう役が結構ハマリ
役立ったりする女優さんですね)今回はとても純粋な心を
もったおばあさんを演じていて、ステキでした。


また、イギリスのコーンウォール地方ののんびりと時間が
流れている様子、海、きれいな庭、自然などなかなか現代の
日本では手に入れることが難しいような風景が背景に
なっていてそれをみているだけでもすばらしかったです。
音楽も素晴らしいし、映像もすばらしいし、ストーリーも
なかなか良かったので星4つをつけました。
ぜひ、見てくださいね。