「ミリオンダラー・ベイビー」

yuko20602005-05-18



※画像は映画「ミリオンダラー・ベイビー」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。



クリント・イーストウッド演じるフランキーはジムを
経営する孤独なトレイナー。
モーガン・フリーマン演じる元ボクサースクラップ昔ながらの
ジム、ヒット・ピットを運営し、ボクサーを育成している。
実力はあるが、育てた若者は欲を求め彼の元を去っていく。
そして、有望株のウィリーは、教え子を大事に思う余り
タイトル戦を先延ばしにするフランキーにしびれを切らし、
別のマネージャーの下へと去ってゆく。


そんなところに、ヒラリー・スワンク演じるマギーが現れる。
彼女はジムへ31歳のボクサー志望。
フランキーにとってマギーのような女など眼中になかった。
しかし、貧しい生活をしながらも、練習に励む彼女のハングリーさに、
彼は徐々にボクシングを教えるようになる。
やがて、トレーニングを通して次第にお互いを必要とし始めていく。
フランキーは娘に手紙を書いてもいつも「宛先人により返送」と、
手紙を返送されてしまう。
一方、マギーは家族の愛に見放されて深い傷・苦しみを
抱えながら生きてきた。
そんな2人が互いに人間的に歩み寄っていく。
マギーの実力も頭角を現していき、遂に100万ドルをかけた
世界タイトル戦に出場することになった。
しかし、その試合で2人を待っていたものは衝撃の結末だった。



この映画、女性ボクサーを育てていく・・というのがテーマ
なのかと思いきや、実は「尊厳死」がテーマだったんですね。
ビックリでした。
今年のアカデミー賞は、「尊厳死」がテーマの作品が受賞
していますね。
このBlogでも紹介しましたが「海を飛ぶ夢」もそうでしたし。
結末は映画を見てください。
映画のラスト40分くらいが1番のメインテーマです。
この映画は3つのテーマが有りますね。
1つはボクシング。
クリント・イーストウッド演じるフランキーが最初は
女性を認めようとしないけれど、ヒラリー・スワンク演じる
マギーのひたむきな姿に心を動かされて女性ボクサーを
育てることになる。
ボクサーを育てるさまが1つ。
そして、赤の他人の2人がお互いをやがて必要とする存在に
なっていく絆。
そして、3つ目がラスト40分間の「尊厳死」に葛藤するところ。


映画自体はとても、出来が良かったのですが血が吹き出す
シーンとかとてもリアルでちょっと目を背けたくなってしまった
部分があったので個人的に★4つにしました。
やはり、アカデミー賞を4部門も受賞しただけあってとても
良い作品でした。
愛しのクリント・イーストウッド オジサマはやっぱり
ステキでした(はぁと)
まだまだ、良い作品を作ってほしいですねぇ。