「プライド 栄光への絆」

yuko20602005-04-27



※画像は映画「プライド 栄光への絆」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。


舞台は1988年9月、テキサス。
アメリカン・フットボールの州チャンピオンの座を賭けた
シーズンが開幕した。
ビリー・ボブ・ソーントン演じるゲインズは、パーミアン高校の
アメフトチームのコーチ。
彼が率いる”パンサーズ”はマスコミの注目、地元の人々からの
期待を一身に受け試合に望むことになった。
デレク・ルーク演じるブービーの活躍により初戦を突破するも、
ブービーが試合中に受けた激しいタックルにより選手生命に
関わる負傷をしてしまう。
チームの柱を欠くことになり動揺してしまった選手たちは
次の試合であっけなく敗戦してしまう。
しかし、プレーオフへ駒を進めることとなる。


この映画は実話なんだそうです。
この映画のチラシによると・・・
2004年のアメリカ映画協会選出による「Best Movie Best10」、
ニューズウィークが選んだ2004年Best10に選ばれた作品
なんだそうです。
この映画のもとは「Friday Night Lights」という小説で、
映画のもともとの題名も「Friday Night Lights」に
なっています。
「Friday Night Lights」と言う意味は、読んで字のごとく
「金曜日の夜に輝く」なんですが、アメフトは高校生が
金曜日、大学生が土曜日、プロが日曜に試合をやることに
なっていて、それでこのような題名が付いたようです。


ビリー・ボブ・ソーントンは、この映画では人間味あふれる
コーチの役を演じていましたが、今までの出演作がかなり
アクの強い役が多くて、あまり好きな俳優さんでは
ありませんでした。特に見に行って途中で気持ち悪くなって
しまった「シンプルプラン」という映画に出演していた
イメージがとても強かったですね。
この映画の前に見た「アラモ」という映画では素晴らしい
演技をしていましたが。
逆に考えると、アクの強い役をこなしている彼はものすごく
演技派なのでしょうね。
そういう意味では、演じる役によって自由にイメージを変えられる
ラッセル・クロウみたいな俳優さんなのかもしれませんね。


この作品自体が実話なので、派手なストーリーでもないので、
いわゆるスポコン映画を期待して見に行くと、ちょっと期待
はずれかもしれませんが、実話だからこそのよさの有る作品
だと思います。
アメフトでどう戦っていくか、そして周りを取り巻く人たちの
脅しやプレッシャーにどう立ち向かっていくか、高校生たちの
成長ぶりが描かれています。
Happy Endではないのですが、ホロっと来てしまいます。
最後の方にちょっと涙してしまいました。
正直、もう少し高校生達の心の葛藤や成長振りを描いていれば
よかったのかなぁ〜とは思いますが。
アメフトが大きなスタジアムで試合が行われるので、スクリーンで
見たほうが迫力があって楽しめるのではないかと思います。