「故郷(ふるさと)の香り」

yuko20602005-03-22



※画像は映画「故郷(ふるさと)の香り」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。




北京の役所に勤める主人公の井河(ジンハー)は大学に合格して
以来10年ぶりに故郷の村に帰ってきた。
事業のもめごとで困っている恩師を助けるという目的を無事に果たし、
妻と生まれて間もない息子が待つ家へ戻ろうとしたその時、井河は
村の橋で一人の女とすれ違う。
青春の日々に想い焦がれた人、暖(ヌアン)だった。
別人のような姿に一瞬戸惑った井河だったが、暖の変わらぬまっすぐな
瞳に見つめ返されて、若かりし頃の恋心がたちまち全身を満たしてゆく。
暖に会ったことで、北京に帰るのを1日遅らせる。
そして暖の家を訪ねた井河は、町に嫁いだとばかり思っていた彼女が
耳と口が不自由なヤーバと結婚しており、6歳になる娘がいた。。



劇場招待券が1ヶ月くらい前に当たり、今週末で公開が終了!
ということで、大急ぎで見に行ってきました。
映画館もかなりの大盛況で、90%近く席が埋まっていました。
中国映画の人気を象徴していますね。
私は干渉している最中、ずっと花粉症で鼻水がダラダラ出てしまい、
映画に集中するどころではなかったのですが・・・
シンプルなストーリーで、なかなか心を打つものがありました。
「初恋は実らない」といいますが、井河と暖も、井河が大学に
進学して村を出ることにより、いつも一緒だった2人の距離が
どんどん離れてしまい、井河が暖に「迎えに行く」と約束した
約束が果たせずにいます。
そのことが気になって、10年も村に帰れずそのことを暖の家に
行って暖と話をすることで思い出を思い出し、いろんなことに
気づくのが、ちょっと切なかったですね。
きっと、お互いに思い合ってもいろんな事情ですれ違って結局
結ばれない恋人達っていっぱいいるだろうし、こういう話って
現実にはあるんだろうなぁ〜と思いつつ見てしまいました。
この映画自体は、もう公開が終わってしまうので、ぜひビデオででも
見てください。



ちなみに暖の旦那のヤーバを演じていたのが香川照之さんでした。
ビックリしてしまいましたけど。
セリフがない中で、身振りや表情で感情をよく演技されていて
すばらしかったです。香川さんの演技にも大注目な映画です!