「コーラス」

yuko20602005-03-19



※画像は映画「コーラス」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。



世界的指揮者のピエールは母親の葬儀のために帰郷する。
そんな彼に古い友人のペピノが嵐のなかやってきた。
ペピノが子供時代の回想を始め、先生の話をする。
そして、先生からピエールへの形見だといって一冊の
日記を手渡した。


1949年のフランス。
問題児が集まる寄宿舎へ、新しい音楽教師マチューが赴任した。
子供たちの酷いイタズラに迎えられたマチューだが、何よりも、
体罰で規律を保とうとする校長にマチューは疑問を持つ。
子供たちの心を開くため、合唱団を結成したマチューは、
学校一の問題児、ピエールの美声に驚嘆する。
やがて子供たちは、歌を通じて純粋な心を取り戻していくのだが。。。


ピエールを演じていたジャン=バティスト・モニエは
世界的に有名なリヨンの「サン・マルク少年少女合唱団」の
ソリストなんだそうです。
フランス本国ではこの作品の大ヒットにより、彼は
「チャイルド・オブ・ザ・イヤー」に選ばれ、次回作の
オファーが200本近く殺到したとか。
また、彼のファンは「JBマニア」とも呼ばれているそうです。
映画で彼の歌を聞いていて、鳥肌が何度も立ってしまいました。
ものすごく美声で、上手かったです。
また、フランスではこの作品のヒットを受け、授業の必須科目に
「コーラス」を加えたそうです。この映画の影響力も大きいですね。


ストーリーもとてもシンプルだけど、考えさせられる
ストーリーでした。ジワジワと心に染みてくる作品でした。
子供達の教育は、厳しくすればいいというものでもないし、
信頼があれば、心が通じていくし。
マチューの考え方が他の先生達にも通じていく様がよかったです。
そして、音楽が子供達の心を捉えていく様子が良かったです。
音楽の力って素晴らしい!!!
それを、再認識させてくれる作品でした。
ちょっと心が渇き気味の方には是非、見て欲しい作品ですね。