「アビエイター」

yuko20602005-03-07



※画像は映画「アビエイター」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。 
★★★★★が満点です。

<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!

という基準で評価してます。


この映画はハワード・ヒューズという伝説の大富豪のお話です。
レオナルド・デカプリオ演じるハワード・ヒューズは裕福な
家庭に育つ。
両親が亡くなり遺産を引き継ぎ、会社経営を有能な部下に任せ、
その遺産を使い、映画製作に没頭する。
彼の幼き日からの夢は、「飛行機と映画で成功して財を成すこと」



当時にしては膨大な費用と3年という年月をかけ、自らの監督作品で
空軍のパイロットを描いた一大叙事詩『地獄の天使』を24歳の時に
発表する。
完璧主義者のハワードは、空軍並みの飛行機を買い集め、一流の
エンジニアや気象学者まで雇い、あらゆる技術を駆使して、リアルな
戦闘場面の撮影に成功する。
完成した作品は大ヒットを記録、ハワードは一夜にしてハリウッドの
名士となる。



その後、どこへ行ってもカメラのフラッシュに追いかけられる
有名女優、キャサリン・ヘップバーンと恋におち、人生の絶頂期を
謳歌するかに見えたハワードだったが、その一方で、女性を
とっかえひっかえ捕まえていたり、世界最速の飛行機を作り出したい
というもう一つの夢にのめりこみすぎたため、何かが狂い始める。
また、夢を実現するために、政府とも戦うことになるのだが・・・。



正直に言うと、私がデカプリオがあまり好きではありません。
ザ・ビーチ」という映画で、キライになりました。
あの、自分勝手な様がとてもイヤだったんです。
(多分、彼のLooksも私が好きなタイプではないのですが・・・)
ちなみに、デカプリオが好きではないので「タイタニック」も
見ていません(苦笑)
そして、この映画の主人公・ハワード・ヒューズを彼自身のものに
しきっているところがすごい!!と思います。
この映画の主人公も、「ザ・ビーチ」でデカプリオが演じたキャラクターと
同様、ちょっと自信過剰で自分勝手なキャラクターに見受けられたのですが、
もしかしたら、デカプリオ自身がそういうキャラクターで、見事に
自分と同化させているのかもしれません。
また、ハワード・ヒューズはものすごく潔癖症で、人ごみにいたりすると
過呼吸」になってしまったり、同じ言葉ばかり発してしまう奇妙な
癖を持っていたりするのですが。
しかし、一方では理不尽なことに立ち向かい、夢を実現させていく力には
主人公の生き様として素晴らしいと思いました。
恐らく、ちょっと自分勝手な感じも見受けられるキャラクターでしたが
(実際の本人はどうだったんでしょうか?)きっと彼を見ていると
曲がったことがキライで自分の夢のためならどんな犠牲もいとわない。。
という姿勢が、彼を支えていた周りの人物の働きぶりだったのでは・・・と
思いました。



さすがは、アカデミー賞にノミネートされただけの作品ですね。
正直、最初の5分はちょっと睡魔に襲われましたが(笑)
2時間40分強ある映画でしたが、あまり長く感じませんでした。
飛行機を飛ばすシーンなどがあるので、スクリーンで見たほうが
迫力を味わえる作品かと思います。