「Ray/レイ」

yuko20602005-01-25





※画像は映画「Ray/レイ」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。 
★★★★★が満点です。



この作品はソウルの神様と言われている、あの
レイ・チャールズの人生を描いた物語です。



本名:レイ・チャールズ・ロビンソンというそうです。
レイは子供の頃、目の前で弟が母親が目を離した隙に
洗濯用の液体の桶に入って溺死してしまい、その時の
トラウマを背負ってしまう。
弟が洗濯溶液に飛び込んだ時に目に入った溶液の
せいで9ヵ月後、視力を失うことになる。
母親は、視力を失うことになる彼を決して
甘やかさなかった。
そして、視力を失う変わりに聴力が敏感になり
音楽の才能を授かることになる。
その後の、彼の苦悩の物語が描かれている。


レイを演じた、主演のジェイミー・フォックスは、
レイそっくりと評判でしたが、実際にみたら本当に
そっくりでした。
あるHPの情報によると、ジェイミー・フォックス
3歳からピアノを始め、実際にレイと共にピアノを
弾いてこの役をもらったとのことだそうです。
映画の中でピアノも自然に弾いていましたしね。
「オスカー間違えナシ!」と評されていますが
結果はいかに?


レイ・チャールズの今まで語られることがほとんど
なかった、人生が語られていて「こんな状況から
彼の音楽が生まれたのか・・・」と思わせられる
作品でした。
目が見えなくなって暗闇の世界に暮らすことに
なったこと、弟が目の前で一瞬でなすすべないまま
死んでいってしまったその時のトラウマが彼の苦悩
となり、ドラッグ漬けになる人生を歩みながら
ヒット曲を生み出したこと。
ドラッグから更生したこと・・などがつづられています。


劇中の音楽もレイ・チャールズの歌がふんだんに
取り入れられています。
彼が自分のルーツである、GospelやBlues、カントリーを
いかに大事にし、音楽を作っていったかが描かれていて
音楽Fanにはたまらない映画になっています。
レイ・チャールズFanの方、そうでない方も音楽を
愛する全ての人に、ぜひ「音楽の神様」の1人である
彼のヒストリーを見て、彼に会いに行って欲しいです。