「ネバーランド」

※画像は映画「ネバーランド」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。　
★★★★★が満点です。

この作品は、「ピーター・パン」が生まれる様をつづった映画です。
ほぼ、実話に近い話だそうです。
20世紀初頭のロンドンで、ジョニー・デップ演じる劇作家の
ジェイムズ・バリが、良い作品が書けない・・・と悩み、
気分転換に公園に行ったところ、ケイト・ウィンスレット演じる
シルヴィアと4人の息子たちに出会います。
「トゥー・ブラザーズ」で名演した子役、フレディ・ハイモア
演じる三男のピーターは、父親の死後子供らしさを失ってたの
ですが、ジェイムズはその姿に自分が幼い頃に作り上げた想像の世界、
ネバーランドを思い起こします。。
子供たちとの親交に刺激され、ジェイムズは新しい劇に取り掛かるの
ですが、世間ではあらぬ噂が立ち、ジェイムズの妻メアリーは孤独を
感じてジェイムスのもとをさってしまいます。
やがて新作「ピーター・パン」が誕生するのですが、その後に
悲しい結末が待っているのです。

ストーリー自体は確かに美しかったです。
話に聞くところによると、モデルの家族の子孫達が実際の
話より美しく仕立て上げすぎだ・・・と反発が来ていると言う
ことも聞いています。
100％の実話ではなく、モデルの話があって脚色して出来上がった
作品としてみれば、なかなか良い作品なのではないかと思います。
「トゥー・ブラザーズ」で名演した子役、フレディ・ハイモアは
大きな目で、又も涙を誘う名演技をしています。
ジョニー・デップもいつもの雰囲気とは違う感じで、俳優としての
幅を広げたのではないでしょうか。

私はこの映画自体は、期待はずれだった気がしたのですが、
改めて「ピーター・パン」を見てみたいなぁ〜と思いました。
「ピーター・パン」の誕生秘話を見て、改めてピーターパンを
楽しんでみてはいかがでしょうか？