「五線譜のラブレター」

yuko20602004-12-07

原題:De-Lovely




※画像は映画「五線譜のラブレター」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。 
★★★★★が満点です。




この映画は、音楽家コールー・ポーターの人生を
描いた作品です。
コール・ポーターという人物について少しだけ説明を
すると、ミュージカルとジャズ・スタンダードの第一人者
と言われている人物です。
彼の曲はたくさんのジャズミュージシャンによってカバーされ
今でもスタンダードとして歌われています。


彼は1891年生まれで、1928年にニューヨークでのショー
「パリ」が評判を呼ぶと、アメリカへ戻り、以後
「ビギン・ザ・ビギン」「夜も昼も」「絹の靴下」など
ヒット曲、ミュージカルを次々と作曲した人です。
彼の有名な曲で「Night & Day」「True Love」などがあります。
現在も演じられている彼の有名なミュージカル・・・といえば
「キス・ミー・ケイト」ですかね。
ブロードウェイで長い間演じられていますね。


そんなコール・ポーターの人生を描いたこの映画。
この映画自体が、年老いたコール・ポーター
出来上がった自分の人生を描いたミュージカル映画を見ながら
自分の人生を振り返るように作られています。
とても美しいラブストーリーに出来上がっています。
もちろん、ミュージカル仕立ての映画になっているので、
彼の曲が使われています。
コール・ポーターと妻・リンダがお互いを愛し合った姿がとても
美しく表現されている映画で、「こんなに愛し合える相手と
出会って一生を終えられたらどんなに幸せなんだろう」と思える
ものすごくロマンティックで素敵な作品でした。


コール・ポーターの妻、リンダの役を演じているのが、アシュレイ・ジャット。
彼女は「サスペンスの女王」と言われていますがこの映画では美しい
妻の役を見事に演じています。
映画を見に行くまで、ほとんど予備知識も無く見に行ったのですが
かえってそれが良かったようで、とても感動できました。
もう1度、映画館で見てもいいかなぁ〜と思える素敵な作品でした。
素敵な恋愛をしたい!と思っている人はぜひ見たほうがよさそうな
映画です。