「イブラヒムおじさんとコーランの花たち」

yuko20602004-11-16



※画像は映画「イブラヒムおじさんとコーランの花たち」の
ものです。


パリの裏町で暮らす13歳のユダヤ人少年モモと、
彼のアパルトマンの向かいで小さな食料品店を営む
トルコ移民の老人イブラヒムの心温まる心の交流を描いた作品でした。
モモは、規律を重んじる父親と2人暮しで、父親から愛情が感じられず、
生活に息苦しさを感じています。
モモが毎日イブラヒムの店に買い物に行くたびに、ポケットにお店の
商品を入れて、お金を払わずに帰っているのをイブラヒムは知って
いても何もいいません。


ある日、映画の撮影が近所で行われ、イブラヒムの店に女優が水を
買いに来て、水の代金をちょっとだけぼったくります。
その時に「君がお店から持っていっている分の元を取らないとね」
とイブラヒムがモモにいい、それからモモに毎日食料をあげる
ようになります。

やがてモモの父親が失業し、規律を重んじまじめな父親が置手紙を
残していなくなり、数日後に警察から「お父さんが電車に飛び込んで
自殺した」と知らせを受け、そのあと、モモがイブラヒムの養子
になり、イブラヒムの暖かい愛情を受ける・・というお話です。


「本年度のゴールデン・グローブ賞外国語映画賞にノミネート
されるなど、世界各国で絶賛の嵐を巻き起こしている作品」とのとこ
でしたが、私はちょっと淡々としたストーリーにあまり涙は
流せなかったです。
こういう映画が好きな人にはいい作品なのかな。。