CLUB IKSPIARIの柿落とし・・続き

yuko20602004-11-07



柿落としは、世界的に有名なSAX PLAYER、
渡辺貞夫さん率いる「渡辺貞夫Group」でした。
このグループで演奏しているあるミュージシャンを
好きになりこのバンドを見に行くようになったの
ですが・・・。
実は、そのミュージシャンが好きになるまでは、あまり
渡辺貞夫さんを好きではありませんでした。
彼が、あるライブでMCとして登場した時、酔っ払って
いたようで、まともなMCをしなかったことが私にはNGとして
捉えられていました。


そのミュージシャンから「貞夫さんの音楽は心に染みるから是非
聞いた方がいいよ」と言われ、ライブに通うようになりました。
あまり好きでなかった理由が、彼のSAXでなかったのがかなり救い
だったと、思っています。今ではとても好きなミュージシャンの1人です。
でも、その大好きなミュージシャンが参加していないときは殆んど見に
行くことがないのですが(^^;


貞夫さんのSAXは本当に暖かい音がします。
聞いていると貞夫さんの大きな人間性を感じることが出来、そして、
もう70歳近いのに聞くたびにSAXの音が洗練されていくところがすごい!
と思います。
決して自分の地位におごり高ぶることも無く、常に鍛錬を積んで
いらっしゃる賜物なのだと思います。
そして、何より音楽の楽しさを老若男女問わず伝えようとしている姿が
とても印象的な方です。
彼のJAZZ、そして音楽は「JAZZなんて難しい」って思っている人でも
すんなり聞けてしまうのではないかしら。


この日のライブは、いつもよりメンバーの個性が強調されていて、
それでいてアンサンブルが見事にバランスが取れていてとても面白い
ライブでした。
貞夫さんがそれを1番楽しんでいらっしゃって、気分でメンバーにソロを
目で合図して、いきなり振ったりしていました。
普段のライブで聞いたことの無いような曲も聴けたりしてとても
面白かったです。


私は、このライブを最前列で見ていました。
アンコールで出てきたとき、貞夫さんが私の目の前でSAXを吹いてくれて、
かなりオイシイ思いをさせてもらいました。曲もいっぱい演奏してくれて、
その上近くで見られて本当に良かったです。
こういうオイシイ思いをまた、したいです(苦笑)