マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 

yuko20602012-03-17

英題:The Iron Lady





メリル・ストリープの演技は素晴らしかったです。映画としては
 ちょっと分かりにくかったかな・・・。
 メリル・ストリープの演技で★4つと言う感じです。』




※画像は映画「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!






雑貨商の家に生まれたマーガレットは市長も務めた父の影響で
政治を志すが、初めての下院議員選挙に落選してしまう。
失望する彼女に心優しい事業家デニス・サッチャーがプロポーズする。
「食器を洗って一生を終えるつもりはない」野心を隠さないマーガレットを、
デニスは寛容に受け入れる。
双子にも恵まれ、幸せな家族を築く一方で、マーガレットは政治家としての
階段も昇りはじめる。
失墜した英国を再建する。
それは気の遠くなるような闘いだったが、彼女はその困難に立ち向かう。
愛する夫や子供たちとの時間を犠牲にし、マーガレットは深い孤独を
抱えたままたった一人で闘い続けた。
現在のロンドン。
どんなに苦しい時も支え続けてくれた夫・デニスは既に他界した。
だが、マーガレットは未だに夫の死を認識していないのか、
時折不可解な行動が目立つ。
思い出の洪水の中で、デニスの遺品を手に取り彼女は「
あなたは幸せだった?」とつぶやくのだった・・・。



この作品、本当にメリル・ストリープの演技と、メイクの力ありきの
映画ですね。
アカデミー賞で彼女が主演女優賞を取ったのも納得だし、作品賞を
取らなかったのも納得かな。
もう少し、脚本、ストーリーの造りをしっかりして欲しかったな、と言う感じ。
現在と過去を行ったり来たりするので、分かりにくいと言えば分かりにくい
作品だな、と思いました。
年老いた晩年のマーガレット・サッチャーが自分の人生を回想していく
という設定なのですが、世界史をやっていた割に覚えていない部分も
多くて、分かりにくかったかも・・・。
映画を見ながら世界史を思い出した部分と「あれ?」と思った部分が
いくつかあったんですが、ちゃんと歴史がわかっていると
亡くなった旦那さまが8年経った今も見えていて、それが幻覚なのか、
本当に見えているのかさえ本人も分からなくなっていて、周りは
ちょっとおかしくなっていると思っている状況なんですね。


この映画では、マーガレット・サッチャーの政治家としての男まさりな、
「鉄の女】と言わせた部分よりも、ほとんどの人が知らないであろう
女性としての部分、1人の人間としての、人間らしい部分がFocusされて
いて、こんなに苦労して、政治を動かしてきたんだなぁ〜というのが
わかる良い作品でした。
旦那様との関係を回想しながら、泣きながら「幸せだった?」って
問いかけている部分が、なんとも言えなかったです。
しかし、彼女の政治手腕は、「お見事」としか言いようがないですね。
信念を貫き通し、その時は痛みが伴っても必ず最後には良い結果が
生まれる政策をやっていく・・・
こんな政治家が日本にも居ないものか、と思ってしまいますね。
はぁ・・・。





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