マイティ・ウクレレ

yuko20602011-12-10

原題:Mighty Uke





『これ以上、分かりやすい音楽ドキュメンタリー映画
 今のところありません! 誰もが楽しめる
 音楽ドキュメンタリー映画ですよ(^^)』




※画像は映画「マイティ・ウクレレ」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!






1880年代にポルトガル移民によってハワイへ持ち込まれた小さな楽器「ウクレレ」。
ハワイの王様もその音色に魅せられ、宮廷でもそれまでの打楽器中心の民族音楽に、
ウクレレを取り入れた。
いま聞かれるハワイアン・ミュージックの始まりである。1900年前半になると、
ラジオ放送時代の幕開けと同時にウクレレは音楽シーンの主人公となる。
ブロードウェイではウクレレ・ミュージカルが生まれ、ハリウッドでも劇中に
スターがウクレレを演奏する。誰でも安価で購入でき、アメリカの家庭で最も
ポピュラーな楽器となっていった。
だが、1950年代エレキギターに主役の座を奪われ、その美しくやさしい音色を奏でる
ウクレレは次第に時代から忘れさられていく―。
時は21世紀。忘れ去られていたウクレレに突如、光が射しはじめる。
次々と新世代のウクレレ奏者が現れ、現代音楽と融合し、オリジナリティあふれる
音楽を産み出していく―。地味で単調と思われてきた従来のウクレレのイメージを一新したのだ。
本作は、この小さな楽器の歴史を振り返りながら、
ジェイク・シマブクロやカナダ出身の次世代ウクレレマスター、ジェームズ・ヒル
新星女性プレイヤー、タイマネ・ガードナーら、いま注目のミュージシャンが顔を見せる。
さらに1908年生まれの伝説の現役プレイヤー、ビル・タピアら往年のウクレレ奏者らの
インタビューを交えながら、その魅力について語られる。 ウクレレ・ファンのみならず
音楽を愛する者、必見の最高に楽しいドキュメンタリー!



この映画が公開されることを、3ヶ月くらい前に偶然知って、音楽ドキュメンタリー
映画が大好きで、音楽オタクを自負する、音楽好きな私がチェックしないわけには
いかない!!と勝手に息巻いて楽しみにしておりました。
私が好きなJake Shimabukuroもこの映画に出ているというし、見ないわけには
いかない!!
映画公開前のCMを見る限り、めちゃくちゃ楽しそうな映画じゃないですか。
ホント、今日の公開を楽しみにしてました。
今日、公開初日で2回目を見に行ったのですが、意外にも映画館が
ガラガラ・・・。
12/10〜22までの限定公開だと言うのに、もったえない!!!
見に行った回はお客さんが30人くらいしか入ってなくて、残念でした。



この映画、今まで見た音楽ドキュメンタリー映画をしのぐ分かりやすい
映画でした。
私が先日感想を書いた「ノエル・ホーザ〜リオの詩人」以上にものすごく
分かりやすい映画です。
「音楽ドキュメンタリー映画って難しいし、淡々としているから苦手!」
っていう人でもすんなり見れる映画ですね。
小難しいことは一切語られていないし、ウクレレという楽器自体と同じで
とってもシンプルで、分かりやすい。
そして、劇中の音楽がものすごーーく楽しいんです。
だから、映画を見ながら音楽に合わせて体が自然に動きます。
音楽好きを公言している人は絶対に見た方がいいですよ!!!!



あらすじにも書いてあるけど1880年代にハワイに持ち込まれ、最後の
ハワイの王様カラカウ大王が、とても陽気な人で、そして外から
入ってくる移民によってハワイの独特の文化が失われるのを懸念して
ハワイでウクレレを推奨し、ハワイの伝統的な音楽=ウクレレという
形式が生まれた、という話が劇中にありますが、ハワイの温暖な気候、
雄大な自然、明るい民族、文化がウクレレの明るい音色に全て
マッチしたんでしょうね。
ウクレレが入ってくるまでいわゆる「Chant(チャント)」という音楽
しかなかったハワイに、Hulaが出来上がっていく・・・。
そして、今日のHawaian Musicにつながっていくんだなという歴史を
面白く見させてもらいました。
また、1度廃れた楽器=ウクレレがまた、復活!そして革命が起こって
いるというのがこの映画のテーマなんですが、この楽器の良さはかわいらしく
明るい音色が親しみやすいこと、誰でも簡単に弾けること、値段が高くない
という三拍子がそろっているところですね。
私も10年以上前から習いたいなぁ〜とは思っているのですがなかなかチャンスが
なくて・・・でも、この映画を見たらますますやってみたくなりました。
また、Jake Shimabukuroを始め、いろんなミュージシャンがウクレレの新たな
音楽の可能性を切り開き、ウクレレ=Haiwaianだけではないという新たな
イメージを作りあげ、ウクレレの魅力をどんどん引き出しているのがこの映画を
通じてたくさん見られます。
ちょっと残念だったのは、もう少しいろんなアーティストの演奏シーン
1曲1曲を長く盛り込んで欲しかったなぁ。
映画自体は1時間40分ほどと短いので、かえってそこが残念だったかも。
この映画もDVDになったら、是非買おうと思っています。






映画が気になったらぜひ、こちらの予告編をCheck!!。
それから映画館へどうぞm(_ _)m





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