「ミックマック」
『兵器製造会社への風刺とも言える映画だと思います。』
※画像は映画「ミックマック」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
＜★の基準＞
★：時間と金返せ！
★★：レンタルDVD（ビデオ）で十分です。
★★★：まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★：お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★：超〜最高！オススメ！！もう１回スクリーンで見たい！
ビデオ店に勤めるバジルは、発砲事件に巻き込まれ一命は
取り留めたものの、銃弾を頭の中に残したまま生きてゆく
羽目になる。
入院中、仕事も住む部屋も失いホームレスとなるが、
【ギロチン男】ことプラカールに拾われ廃品回収業を営む
一団に加わることに。
ある日、頭の中の銃弾と、30年前に父の命を奪った地雷
それぞれの製造・販売をする二つの巨大企業を突き止める。
二大企業を相手に、バジルは仲間たちと知恵を絞ってスパイ
大作戦さながらの報復作戦を開始することとなる・・・。
公開初日ということで、映画館で見てきました。
この映画「アメリ」のジャン＝ピエール・ジュネ監督の最新作
なんですが、実は私、あんなに大絶賛されていた「アメリ」が
全然いいと思えなかった人間なんですよ。
なので、正直そんなに期待はしていなかったのですが、コメディ
ということもあり、面白そうだなと思って見に行きましたが
ホント、期待以上に面白くてよかったです。
しかし・・・さすが、フランス映画！
途中まで、訳が結構分からない感じです。
映画を見る前に何となく、上記のような簡単なIntroductionが
頭の中に入っていたからいいものの、不思議な世界と場面が
飛ぶので、最初はこの映画どうなるのかな、と思っていました。
しかし、この前半部分の不思議な感じが、後半の重要な場面へ
つながっているんですねぇ。
後半、どんどん映画が面白くなって、笑えるシーンもあって
面白かったです。
この映画のテーマって3つあるのかな、って思うんです。
「家族・仲間」との絆
「お金がなくても工夫次第で何でも出来る」
「兵器製造会社、兵器・武器への風刺」
主人公バジルと奇妙な仲間たちのそれぞれの特技と才能を
生かし、頭脳と工夫でお金がなくても兵器会社に復讐を
していくんですが、本当にその様子がおかしいこと・・・。
普通に考えたら「ありえない！」って思うようなお話
なんですが、ストーリーをよく作ったな、と思える作品でした。
個人的には、結構こういうシュールな作品も好きで★4つ
つけたいところですが、若干微妙なので辛めに3つにしてみました。
気になる方は映画館でぜひ見てください。
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