「This One's For Dinah」 China Moses

yuko20602010-04-20





72に引き続き、JazzのCDをご紹介しますね。
このCDとの出会いは、本当につい最近なのですが、知り合い
から昨年の東京JAZZに出演したアーティストの曲を収めた
コンピレーションアルバムを頂き、その中に収められていた
このCDの2曲目の「Dinah's Blues」に衝撃を受け、CD全体を
聞いてみたい!と思い、買ったのがきっかけでした。



China Mosesは、Dee Dee Bridgewaterの娘さんだそうで、
7歳からパリに起居し、すでにシンガーとして一本立ちするほか、
MTVの司会者、ソングライター、プロデューサーとしても活躍して
きた才女なんだそうです。
元々10年ほど、Soul Singerとして活躍していて、2年ほど前、
偉大なるJazz Singerといわれるダイナ・ワシントンにささげた
ミュージカルショー「Gradenias for Donah」をやり、それが好評
となり、フランスのブルーノートと契約したそうです。


このCD自体がダイナ・ワシントンへのHomageだそうで、
彼女の時代へのTributeだそうです。
聞いていて、古きよき時代のJazz・・・Bluesyで、とにかく
カッコイイ!です。これぞ!Jazzって感じのアルバムですね。
全体的に、今の新しいっぽいJazzではなくて、1930年代
〜50年代のSoundっぽい雰囲気です。
これが、逆に今のPopに近いJazzを聞きなれている私に
とってはとても新鮮で、純粋に「カッコイイ!!」と思いました。
そして、彼女のハスキーな声がその雰囲気にものすごく
合っているんですよね。
そして圧倒的な歌唱力・・・。ホント、この人歌が上手いです。
久々に「歌上手い人の歌聴いたなぁ〜」と惚れ惚れして
しまったくらいです。
しかも、このアルバム、1発録りだったそうで・・・恐れ入りました。
1発録りで、この出来・・・タダモノではないですね、彼女。
何となくSessionっぽい匂いもしてるなぁ〜って感じです。
アルバム全体にBluesの要素も入っていて、渋い!!ですね。
お酒が好きな人は、もしかしたら彼女のCDをウイスキー
ロックを飲みながら聴きたい、って思っちゃうかな〜なんて
想像します。
(私はウイスキー飲めないので、ダメですけど・・・(苦笑))
1930年代くらいの、Jazz Barにタイムスリップしたような
雰囲気すら感じさせられるいいアルバムですよ。





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