「ジュリー&ジュリア」

yuko20602010-02-06

原題:Julie & Julia




『ジュリー、ジュリアそれぞれの旦那さまがとってもステキで
 うらやましいです。』




※画像は映画「ジュリー&ジュリア」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!




1949年。アメリカ人のジュリア・チャイルドは、外交官の夫ポールの
転勤でパリにやって来る。
好奇心旺盛で食べることが大好きなジュリアは、ここでフランス料理
に出会い、名門料理学校ル・コルドン・ブルーで学ぶことを決意。
持ち前の負けん気と明るい性格を武器に幾多の困難を乗り越え、夫の愛
に支えられながらジュリアは学校を卒業する。
その後、家庭で誰でも作ることができる524のレシピをまとめた料理本
出版すると、
アメリカで大ベストセラーとなる。それをきっかけに料理番組に出演した
ジュリアは、身長185cmでかん高い声、本番中に失敗しても気にしない
大らかなキャラクター、そして「ボナペティ!(召しあがれ)」という
決まり文句で国民的大人気となっていく。
その50年後の現代ニューヨーク。作家になる夢に破れ、派遣社員として
働くOLのジュリー・パウエルは、冴えない毎日を過ごしていた。
ある日、料理が大好きな彼女は、幼い頃から憧れていた料理研究家
ジュリア・チャイルドの524レシピを365日で作り、それを毎日ブログ
に綴ることを思いつく。
それは、自らの人生を変えたいという焦りから始めた無謀な挑戦で
あったが、試行錯誤を繰り返し、悪戦苦闘するジュリーのブログは、
いつしか大評判になっていく。



この映画、実話なんですね。
ジュリア・チャイルドという実在の料理家がいて、本当に料理本
出していていまだにアメリカにおけるフランス料理のバイブル的な
本だそうです。
また、ジュリーも実在の女性で、ジュリアにあこがれて、本当に1年で
レシピを作り切って、Blogが大評判になり、この小説を書いたそうです。
また、ジュリア・チャイルドを演じているメリル・ストリープはかなり
見事で本人にかなり似ていたそうです。
ある、評価しているHPによると、メリル・ストリープの演技でジュリーの
キャラクターがかすんだ、というコメントもあるくらい。
でも、そこまでジュリーのコメントはかすんでなかったですけどね。


本当にとてもステキなお話でした。
個人的には★5つでもいいかなぁ〜とは思うのですが、ちょっと迷って
★4つにしました。かなり、私のツボにハマる作品だったかな。
この映画、昨年の11月に「パイレーツ・ロック」を見た時に、宣伝を
見ていてとても見たいなぁ〜と思っていたのですが、なかなか日が
合わず、公開から1ヶ月以上経ってやっと見ることが出来ました。
意外に劇場が混んでいてビックリでした。
そろそろ終わってしまいそうな感じがするので、無事に見れて良かったです。
ジュリアは、本当におおらかで、負けず嫌いで、料理の失敗を恐れないし、
自分の好きな料理に対してとことん貪欲なんですよね。
その彼女の貪欲さが、周りを巻き込み8年かけて料理本を完成させて
出版までこぎつけることになるし、料理番組でも大人気だったんでしょう。
また、彼女はどんなに失敗しても、どんなに物事が上手く行かなくても、
女性特有の「ヒステリー」になることもないし、とても明るくて毒が
ない性格だから敵を作ることがまずないんです。
きっと同じ時代に生きていて、近くにいたら不思議な魅力に虜になって
しまう女性だっただろうな、と思います。
そういう女性だったから、料理番組などで一躍人気&有名人になったん
でしょうね。
一方ジュリーは、どこにでもいそうな女性。でも、とっても料理が得意で、
いいことがなかった日に、おいしいものを作って、「料理が成功した」
ということと「おいしいものが食べられる」ということで、ストレスを
発散するような女性。
友人が始めたBlogに触発され、そして小説家と言う夢を挫折したこと、
周りは大きな仕事をしているのに、夢を叶えられず、中途半端な自分から
脱却したい・・・など誰でも持つような自分への疑問や、「自分を変えたい」
という欲求から、ジュリアのレシピを1年で作るという無謀とも言える
目標に挑戦し始めるのです。
途中、何度も1つのレシピが何度も成功しなくて挫折しかけたり、
ヒステリーを起こして旦那さんとけんかしたり・・・などなど、
等身大の現代女性なんです。
ジュリーには、少なからず女性は少しずつだけど自分を投影できる
部分があるのでは?



そして、ジュリーにもジュリアにも共通しているのが、「ステキな旦那様」
の存在。
心が折れそうになる瞬間、旦那様が受け止め、大きく包み込んで、支え、
さらに冷静に的確にそれぞれアドバイスし、そして良い方向へ導いているのです。
そして、それぞれジュリーもジュリアも目的を達成した時
「あなたがいなければ出来なかった。ありがとう」と大きく感謝していて、
それだけそれぞれ旦那様がとても優しくて大きな存在だったんでしょう。 
とってもうらやましいです。
きっと女性なら、こんな旦那さまが欲しいとか、ジュリーやジュリアの
夫婦のような関係を築ける相手に出会いたいと思えるかも?
そして、出てくるお料理がとてもおいしそうなので、こっちも目で楽しめるかな。
それと、かかっているBGMがとてもステキでした。
特にジュリアの時代のBGMは、アコーディオンやピアニカなどがメインになっている
French Jazzっぽい曲が多くてこちらも楽しめましたよ。
この映画、女性にはとてもオススメの作品です。
もう少し上映していると思うので、ぜひ見てくださいね(^^)




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