9/8 ウィキッド！＠劇団四季（海）

今話題のミュージカル「ウィキッド！」。
友人にチケットがあるので行かないか？と誘われ、先週見てきました。
なかなか感想がUP出来なかったのですが、「ウィキッド！」について
調べたかったので、ゆっくり書きたくて時間が経ってしまいました。

さて。。その前にウィキッド！のあらすじを。

舞台は、ドロシーに水をかけられ西の邪悪な魔女エルファバが死んで
オズの市民達が大喜びしているところから始まる。
そこへ東の良い魔女グリンダが現れ、生まれた時から全身緑色の肌に覆われ
周りから不気味に見られていたエルファバのことについて語り始める。
肌の色が緑色で激しい気性で、彼女が欲しているもの(周りの人から愛されること)は
手に入らないエルファバ。
幼い頃のエルファバは学校で足の不自由な妹ネッサローズの面倒を見ていた。
一方、エルファバのルームメイトは美しく人気者で心の底から欲しているもの
(魔法の力)以外は全て手に入る正反対のグリンダ。
2人は最初はお互いを嫌いあっているが、彼女達は真の友情を築いていく。
そんな中で、オズの大王は特別な能力が備わっているエルファバを利用しようとするが、
エルファバはオズの大王の申し出を断る。
オズの大王は、秘密を知られ過ぎてしまいエルファバの命を狙う。
そして、エルファバは「西の邪悪な魔女」とされ、グリンダは「東のよい魔女」として
象徴化されていく・・・

調べたところ、オズの王国シリーズはL.フランク・ボームという小説家が
1900年から14冊に渡るオズの物語を発表したそうです。
彼の没後、オズの世界は数々の執筆家によって受け継がれたそうです。
世界のオズファンの中ではそれらも含めた約40冊が「The Famous Forty」と呼ばれ
公式なオズの話として認められているそうです。
この「ウィキッド！」は、オズの魔法使いに魅了され、その一方で、子供の頃から
「なぜ、ドロシーにオズの大王は魔女を殺すよう命じたのか？」という
疑問を持っていたグレゴリー・マグワイアという小説家が書いた「オズの魔女記」が
元になっているそうです。
もともとは、この作品に魅了されたミュージカル『ウィキッド』の生みの親とも言える
プロデューサーのマーク・プラットがユニヴァーサル・ピクチャーズの制作部門の社長に
なった時、デミ・ムーアのための映画として脚本化していたのですが、どうも
物足りない・・・と考えていたところ、この小説に関する版権を調べていた
このミュージカルの作詞・作曲のスティーヴン・シュワルツと脚本担当のウィニー・ホルツマン
がマークのところに現れ「映画よりミュージカルにすべき作品だ！」と薦められ、
1997頃、ミュージカル化がされたそうです。

このミュージカルって出来てからまだ10年くらいしか経っていない新しい作品
だったんですね。どうりで、14〜5年前、イギリスでミュージカルを見まくっていた
私が知らないわけです。
正直、日本のミュージカルって高いだけで、やはり役者の質がロンドンやブロードウェイに
大きく劣るので、余計に高いもの、という風に思っていたので、基本的に日本で
日本人が演じるミュージカルは見る気になりませんでした。
また、英語を日本語に無理やり訳して日本語のミュージカルにしている感じが、どうも
無理やりに感じていて、好きではなかったんです。
それに、本場で見るとちゃんとオーケストラが入っていて生の音楽なのに音楽がCDなどを
流しているミュージカルが多いのもイヤだったんです。
しかし、「ウィキッド！」この作品はいいですね。
劇団四季の公演も初めてみたんですけど、レベルも高いし、ビックリしました。
ちゃんと生のオケが入っていましたし。
特に、主人公エルファバを演じていた役者さんが、本場ブロードウェイでレッスンを積んだ
人とのことで、彼女の演技力が群を抜いていました！！
非常に素晴らしかったです。
お話も、ちょっとドキドキハラハラな作品で、あらすじを知らないで見たので、最後まで
どうなるんだろう・・・という感じで楽しませていただきました。
ロングランミュージカルに恐らくなるでしょうね。
しばらくチケットがほとんどない状態だ、というし。
私たちは2F席の後ろから3列目で見たんですが、そこでも充分でした。
後ろの2列が3,150円、私たちが見ていた列から3列くらいが6,300円だったのですが一番後ろで
充分だな、と思ってしまいました。
でも、その一番後ろの席が大人気で、一番売れているそうですよ。
オズの魔法使いの世界が好きな人、ミュージカルが好きな人は一見の価値ありますよ。

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