「ママの遺したラヴソング」

yuko20602007-03-19




『淡々と進んでいきますが、主人公が変化していく姿に共感できます。』





※画像は映画「ママの遺したラヴソング」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。




フロリダ州パナマシティで、パーシーは学校へも行かず
怠惰な生活を送っていた
長年会っていなかった母ローレンが死んだという突然の訃報を受け取った
彼女は、生家のあるルイジアナ州ニューオーリンズへ向かう。
しかし、そこで彼女を待っていたのは二人の見知らぬ男、
元大学文学部教授のボビー・ロングと彼を慕う作家志望の青年ローソンだった。
彼らは母の友人で、遺言では家は三人に遺されており、
自分たちも住む権利があると主張する。
知らない男たちと暮らすなんて冗談じゃない、とパーシーは
フロリダへ帰ろうとする。
長距離バスの待合所で、形見であったカーソン・マッカラーズの小説
「心は孤独な狩人」を読み始める。
幼い頃から祖母に育てられたパーシーに母の記憶はほとんど無い。
物語中のシンガーの孤独が、著名なシンガーだった母と重なり、
パーシーはむさぼるように読む。
最後のページに、ボビー・ロングからの母ローレンへの献辞句
“どんな時も歌がある”が添えられていた。
パーシーは何も知らないまま亡くなった母を知りたいと、
生家に留まる決意をする。
こうして、嫌々ながらの奇妙な三人の同居生活が始まる。
初めはいがみ合っていたパーシーとボビーの間にも、
いつしか奇妙な絆が芽生え始める。
新しい生活、文学との出会い、初恋、そして初めて聞く亡き母の横顔。
ささくれだっていたパーシーの心は、いつしか少しずつ、少しずつ、癒されていく。
そしてそんなある日、母が自分に宛てた一通の手紙を発見する。



映画を見始めた時、ちょっと眠くて、睡魔と闘いながら見ていたので
映画になかなか入っていけませんでした。
ジョン・トラボルタとスカーレット・ヨハンソンの主演なのですがその割りに
派手さはなく、割と淡々と話が進んでいっていました。
なので、余計眠気が覚めなかったのかもしれないのですが。
(普段なら、どんなに眠くても、映画が始まると目が覚めるんですが)
もう少しコンディションのいいときに見たら、話しに入っていけたのかな
なんて思いつついました。
でも、後半、映画に入り込めて最後の方はちょっとなきそうになるくらい
ジーンと来たシーンもあったので、なかなかよい作品だったのでは、
と思います。
主人公のパーシーが母親を知らないまま生きてきて、母親が自分には
愛情がないのではないか・・と思って横を向いている部分もあるのですが、
生家に戻り母親を知る人たちとの交流により、母親の面影を追いかけて
行くうちに、そして、ボビーとローソンとの生活により、学校へ通うようになり
段々、変わっていく姿が印象的でよかったです。
最初はとても愛情に飢え、すれた感じの主人公が、どんどんきれいになっていく。
人生に対してあきらめていた姿勢も変わりその成長の様子が、
とてもよかったと思います。
最後はとてもじーんと暖かくなる作品でしたよ。