「夏物語」

yuko20602007-02-21



『ビョン様はもう学生の役を演じるには無理があるかも・・・』



※画像は映画「夏物語」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。


イ・ビョンホン演じる周囲からの人望が厚く、女子生徒たちの憧れの的
でもある元大学教授のユン・ソギョン。
そんなソギョンのもとに、元教え子のイ・スジンが訪れた。
放送作家をしているスジンは、60歳を超えた今も独身を貫き通すソギョンの
初恋の相手を探す番組を企画していたのだ。
突然の提案に戸惑いを見せながらも、ソギョンはスジンの熱意に心を動かす。
そして、古びた一冊の本を手渡して言った。
「この本を、ある女性に返すと約束したんだ。でも約束を果たせなかった。
 彼女を探してくれないか?」
スジンは本を手に、ロマンとは無縁ながさつな番組プロデューサーキムとともに
取材を始める。
向かったのは、ソギョンが大学時代にボランティア活動をしていたという
田舎の農村、スネリ。
ソギョンの初恋の人ソ・ジョンインが働いていた図書館を訪れたスジンとキムは、
村の過去を知る老人から「ジョンインはずっと昔に男と駆け落ちをした」という
衝撃的な事実を聞く。
それは想像を超えるほど切ない愛の物語だった・・・


最初は現代から始まって、ソギョンの若かりし頃の時代に戻っていく
という感じで最初はちょっと良く分からなかったのですが、ほとんどが
回想シーンなのであっさり映画に入っていくことが出来ました。
しかし、正直、イ・ビョンホンが大学生役をやるのはちょっと無理があったなぁ
という感じですね。
もう、学生役は演じないで欲しいです(笑)


南北分断時代が背景にあって、そのせいで初恋の人と結ばれることがなく
探しても、探しても会うことが出来ず、とても悲しい恋に終わってしまうのですが
この辺が韓国らしいですね。
もしかしたら、この映画のように現代の私たちが想像できないような悲恋の話が
いっぱいあったのかもしれないですね。
なんだかそう思うと、ちょっと人間の残酷さというか時代の残酷さをちょっと
感じたりしました。
どうしようもなかったのかもしれないけど。
最後はHappy Endじゃないのがやっぱり韓国映画らしくて、涙を誘うような
ちょっと一昔前の雰囲気の、日本の昭和の戦後のような雰囲気の映画でした。
そこが味があっていいのかもしれないなぁ〜とこの映画を見ながら思いました。
まだまだ、韓流が流行っていくのかしら・・・