「カンバーセーションズ」

『おしゃれな映画、だとおもいます。』

※画像は映画「カンバーセーションズ｣のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
＜★の基準＞
★：時間と金返せ！
★★：レンタルDVD（ビデオ）で十分です。
★★★：まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★：お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★：超〜最高！オススメ！！もう１回スクリーンで見たい！
という基準で評価してます。

マンハッタンのクラシックなホテル。
友人の結婚式のブライドメイドとして呼ばれた彼女と、新婦の兄。
ウエディング・パーティが行われているバンケット・ルームで、
2人は10年ぶりに再会した。
2人は、最初、まるで初めて会ったばかりのように装っている。
彼女は彼との苦い別れを経験しこの街を離れすべてが想い出に
なったと思っていたが、彼と止まっていた時計の針が動き出す。
パーティが終わるころ、彼女の部屋へ彼女の飛行機の出発時間まで
一緒に過ごすことになるのだが・・・

この映画、ちょっと変わった手法で、ほとんどを映画の左右2コマに分けて
常に2人の表情をどちらかで写す、という形で進んでいきます。
映画自体も、ほとんど何も変わったことがなく、2人の男女の会話だけで進んでいく
という映画なので、正直どうしてもスクリーンで見たほうがいい。というほど
オススメの映画ではありません。
人によっては、会話だけで終始映画が進んでいくことが、つまらないと感じてしまう
かも知れませんね。
しかし、以前「Before Sunset」という映画で私は★2つをつけましたが、こちらも
2人の男女の会話だけで映画が進んでいきますが、この映画の方がおしゃれで
おもしろかったです。
映画自体も「おしゃれな大人の映画」という感じで、シャンパンとチョコレート
という組み合わせを片手にこの映画を見るのもよいかとおもいます。

またまた、映画の原題から映画を考えてしまいますが
「Conversations with Other Women」
最初は、男性がいろんな女性と話をするのかな・・なんてちょっと思ったのですが
ずっと、2人の会話で映画が進んでいきます。
Other Womenの意味は、恐らく昔とは違う女性になってしまった彼女、
他の男性のものになってしまった彼女、そして自分の彼女とは違う人と話している
などの意味が込められているのではないか・・と思います。
主人公の彼女は、ちょっと変わっていて個性的でそれが、男性にとっては魅力的で
彼は彼女と別れてからも、街の中で彼女に似た後姿を追い続けているくらい未練を
持っていて、何とかこれをきっかけに彼女ともう一度やり直そうとします。
どこにでもあるような、でももしかしたらないかもしれないちょっとしたドラマが
展開されていて、なかなかおしゃれでした。
彼女が、夫との安定した生活を取るか、本当に好きだったかつての彼の元に戻るか
かなり心が揺れ動く様子が描かれていて、確かに似たような、同じような状況に
なったら、迷うだろうなぁ・・と共感できる部分があったりしました。
女性の方がこの映画は好きかもしれませんね。