「Tenderness」 Al Jarreau

yuko20602006-11-19



やっと、やっとこのシリーズが35まで来ました。
目標はとりあえず50。
どんどん続けて100枚はご紹介できたらいいな・・と夢見ております。
時間かかると思いますが、どうかお付き合いいただければ幸いです。


さて、今回ご紹介するアルバムはAl Jarreauの「Tenderness」。
このアルバムはライブ盤です。
このCDを買ったきっかけは、2005/10/02の日記
「私のヘビーリスニング」22で、ご紹介した、
「SALT&SUGER-CONCERTS」がきっかけです。
このCDの紹介のときに書きましたが、
このCDで演奏されている曲の原曲が入ったアルバムをほぼ全て集めたのですが、
そのうちの1枚です。
集めた中で、このCDが一番気に入っています。
このCDの「Wait For The Magic」が「SALT&SUGER-CONCERTS」で
SALT&SUGERに演奏されています。
残念ながら、このCDどうやら、廃盤となっているようです。
この記事を書くにあたり、HMVタワレコオンラインで検索をかけましたが
どちらでもこのCDがヒットしないところを見ると、残念ながら中古CDという形で
手に入れるしかないようです。
素晴らしいアルバムなのに、とても残念です(涙)


アル・ジャロウのことを紹介すると・・・
※フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』より

ウィスコンシン州ミルウォーキー出身。アイオワ大学で心理学を学び、
数年間はカウンセラーの仕事をしていた。
後にロサンゼルスへ渡り、ジャズ・クラブで歌い始める。
1975年にデビュー。1978年に「Look to the Rainbow」が、1979 年に
「All Fly Home」がグラミー賞の最優秀ジャズ・ボーカル・アルバム賞を受賞した。
1980年からはAORブラック・コンテンポラリー路線でポップ分野でのヒットも生み、
1982年にはグラミー賞の最優秀男性ボーカルと最優秀ジャズ・ボーカル賞、
1993年には最優秀R&Bボーカルを受賞した。


ソフトかつ伸びやかな歌声と卓越したボーカル・テクニックを持ち、
中でもスキャットは特技ともいえるほど優れた個性を確立している。



私はこのアルバムに出会うまで、まったく彼のことを知りませんでした。
なので、SALT&SUGERで紹介してくれた、竹善さんに感謝です。
こんなにヘビー・リスニングなCDになるとは思っていませんでした。
とても独特な歌い方をするボーカリストで、衝撃を受けたものです。
ちょっと色気があって、でも、他に彼のマネできる人はいないのでは
ないでしょうか。
このCDの参加アーティストを見ただけでもため息が出ます。
Steive Gadd(ds)、Marcus Miller(b)、Joe Sample(key)、Michel Brecker(sax)、
Eric Gale(g)、などなど。
このCDは1993年に発売されたようなのですが、今、思えばこれだけの
超〜一流アーティストが一同に会するライブって今じゃあ、なかなか
ありえないのでそれだけで、本当にため息が出ます。
しかもProduceがMarcus Miller。ここでも彼の手腕を発揮してますね。


ライブ盤なのに、非常に普通にレコーディングしてるのか?と
思わせるほど、非常にきれいに進んでいきます。
拍手や歓声があるのは曲の最後だけ!というくらい非常にきれいです。
収録曲は「Mas Que Nada」や、「My Favorite Things」、Elton John
「Your Song」など、誰でも知っている曲を中心に、彼らしい世界に
作り上げています。
しっとりと、しなやかに、そしてつやっぽくJazzyな世界が
繰り広げられています。
多分、もしこのCDのライブが行われていた現場にいたら途中で気持ちよくて、
睡魔と闘っていたかも??なんて思うくらいとてもSmoothで心地よい世界が
繰り広げられています。
私が特にすきなのは「Your Song」と「Wait For The Magic」の2曲ですね。
「Your Song」は彼の得意のスキャットを交えて彼らしいアレンジになっているし、
「Wait For The Magic」はとても美しい曲です。
しっとりつややかな世界が好きな方にはオススメの1枚です。