「ファミリー」

yuko20602006-11-16



『久々に泣ける映画でした。』



※画像は映画「ファミリー」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。


ある犯罪の身代わり犯として刑務所に入り、3年の刑期を終えて、
娘・ジョンウンは年老いた父・チュソクと幼い弟・ジョンファンが
暮らす家に戻って来た。
しかし父が投げかけてきた最初の言葉は、「なぜ帰った?いつ出て行くんだ?」と
冷たい言葉だった。
あくまで厳しく接することしかできない父と、厳格な父を疎ましく思う娘。
刑務所からの斡旋で美容院で真面目に働き始めたジョンウンだが、未だ
かつての悪い仲間がまとわりついている。
そんな娘の姿に落胆しながらも、娘を救い出そうとする父。
最初はそんな父の姿を疎ましく思うが、段々自分への深い愛情を感じるジョンウン。
すれ違っていた二つの心が一つになりかけた時、ジョンウンは父が白血病
侵され、死期が迫っていることを知ってしまう。
父は娘の未来を守るために、娘は父の命を救おうと思いお互いの愛情に
気づき始めるが・・・


試写会の前にトークショーがあり、赤井秀和さんのお嬢さんの
さきさんと、ガッツ石松さんのお嬢さん鈴木由紀さんが来て
コメントしていました。
映画の前に「親子の絆を考えさせられる映画」とか「泣ける」と
聞いていたので、多少気持ちの中で身構えた部分はあったのですが
最後の最後で、いつも映画でなかなか泣けない私が泣きました。
映画ですぐ泣いちゃう人は、絶対この映画号泣しちゃうと思います。


映画自体は韓国映画らしいタッチで、非常に良かったです。
この映画のお父さんはとても不器用で、厳しくて、娘に対して
ある種、照れくさくて愛情を素直に表現できないからこそ
娘に疎まられ、父親の厳しさに相反するように娘が悪い仲間と
つるむようになってしまったのかな・・と映画を見ながら推測
しました。
こういうパターンもきっと世の中にあるでしょうね。
でも、段々、死期が近づいていることに父親が気づき、
何とか、娘の未来を守ろうとするところがとても感動できます。
世の中のお父さんって多かれ少なかれ皆、そうなんでしょうね。
あまり映画の内容を話してしまうと、これから見る方が素直に
感動できないと思うので、これ以上書くのはやめようと思いますが、
お父さんを「ウザイ」と思ったことのある人、今でもお父さんと
なかなか仲良く出来ていない人は、この映画を見て、お父さんとの
関係を見直したほうがよいのでは。。とオススメできる映画です。
また、ここ最近、親子関係でのトラブルの悲しい事件も多いですし
今、たくさんの人が見るべき映画では?と思います。
あと、普段映画館で泣かない私が、先に書いたとおり久しぶりに
泣けた映画なので、感動できる映画だと思います。
ぜひ、見てくださいね。