最悪な人生のためのガイドブック

yuko20602005-05-26



昨夜は、渋谷PARCO PART1にある、パルコ劇場で
表題の「最悪な人生のためのガイドブック」という
ミュージカル劇を見てきました。
その感想とあらすじなどをこれから書きます。


 たった今、彼氏の留守電に別れのメッセージを入れ、
失恋モードに浸っているアベコ(キムラ緑子)の部屋の
ブザーが鳴る。「ピザアミーゴ!」
ずうずうしくも堂々と部屋に入ってくるピザ配達人のドイッチ。
これが出逢いとなって2人は、数ヵ月後に同棲することになる。


オノッチ以下、2人の引っ越し祝いに集まった数々の友人たちに
「似合わない」と言われつつも、同棲生活を満喫する。
でも上昇思考のアベコに対し、ドイッチは"できることなら
寝っころがってピザを食べながらビールを飲んでいたい"という
三年寝太郎という正反対の性格だ。
ふたりは価値観の違いで衝突。そこからふたりの溝が
深まっていく。

そこへ、ピザ屋の店長ムラキが登場する。店長会議でお祝いに
駆けつけるのが遅れたというムラキだが、重い口を開いて、
会議の内容を切り出す。会議には、新しい経営者が出席し、
「今後 40歳以上のアルバイターは、全員カット」の経営方針が
打ち出されたことを告げる。
42歳であるドイッチは、ショックから思わず部屋を飛び出して
行ってしまう。

  後日、ドイッチとムラキは、ピザアミーゴの社長室へ向かった。
42歳のドイッチを特例として、再びムラキのお店で雇ってもらえないか
直訴するためであった。社長のマキは、ムラキに退席を命じ、
社長室でドイッチと二人になる。マキはパソコンで、ドイッチの
データを見て、ピザアミーゴへの熱意を買い、正社員になることを
薦めるが当のドイッチはその申し出を断る、
アルバイトとして雇ってもらうという特例が認められたが
この時、マキは、恋人であるアベコを彼から奪われたことを
偶然知ることとなる。



そんなある日、約束があると言って出掛けたアベコは
妙に着飾っていた。そこに、ドイッチ
へ見知らぬ女からの電話が掛かってくる。電話の主は、
ピザアミーゴの社長マキの秘書であるミチルであった。
ミチルは、マキに想いを寄せ、マキの恋人であったアベコに
嫉妬するあまり、ドイッチに2人のデートや2人の
過去の関係も暴露してしまう。
ドイッチは、2人のデートをレストランの隅から見張る。
密会の親密ぶりに心が乱れる。
そんな傷心のドイッチの前に、これまた傷心のキヨッペが現れる。
キヨッペは、最近そっけないオノッチに心を痛めていたのだ。
お互いを慰め合ううちに、お酒もまわり、2人は、ドイッチの部屋へ。
一方、秘書のミチルは自分が告げ口したことを後悔し、
マキに自分のしたことを告白し、密会がばれている旨を
伝えてしまう。慌てたのは、アベコである。逆上する
ドイッチを恐れ、皆を部屋に呼んでしまっていたのである。
酔っ払ったドイッチとキヨッペは、その場の雰囲気からキスをする…が、それがムラキに目撃されてしまう。
さて。。こんな最悪な状況はどうなるのか・・・


私はこのミュージカルに出演しているTRY-TONEが見たくて
見に行きました。
意外に出番が多くて、よかったです。
ミュージカルの音楽がほとんどTRY-TONEによって歌われる
という感じで、私には見ごたえたっぷりでした。
主演の川平慈平さんは、普段のちょっと濃ーーい感じを
そのままやっていて、でも役がそのままで合ってました。
周りを固める役者さんたちも実力派揃いで特に、オノッチを
演じた森山未来さんの相手役、きよっぺを演じた堀内敬子さんは
ものすごく歌も上手くて、表現力もあって、これからの日本の
ミュージカルを背負っていくような女優さんになりそうです。


ストーリーもかなり面白くて、笑えました。
私はTRY-TONEもたくさん見れたし大満足でした。
まぁ、文句をいうと、劇場の椅子が座り心地が悪くて
腰が痛くなったことかなぁ。