「エターナル・サンシャイン」

yuko20602005-03-11



※画像は映画「エターナル・サンシャイン」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。
★★★★★が満点です。
<★の基準>
★:時間と金返せ!
★★:レンタルDVD(ビデオ)で十分です。
★★★:まぁまぁ〜。映画館でどうしても見るほどではないかも。
★★★★:お金はらってみる価値アリ。劇場で見てください。
★★★★★:超〜最高!オススメ!!もう1回スクリーンで見たい!
という基準で評価してます。


ジム・キャリー演じるジョエルは、バレンタインの日、
何かの衝動に駆られ、会社をずる休みする。
そして、海に向かう。
彼とケイト・ウィンスレット演じるクレメンタインは
恋人同士だったがバレンタインの直前に別れてしまう。
そんなある日、ジョエルのもとに不思議な手紙が届く。
「クレメンタインはあなたの記憶をすべて消し去りました。
今後、彼女の過去について絶対触れないように」と。
彼は仲直りしようと思っていたのに、さっさと自分との
思い出の記憶を消し去ってしまった彼女にショックを
受ける。彼はその手紙を送り付けてきた、ラクーナ医院の
門を叩く。
そして、彼も彼女との記憶を消去して苦しみから解放
されようとするのだが。。。



映画の最初の一部分から、いきなり途切れて回想の
シーンに入っていくのでちょっと分かりにくかったですね。
最後に「ああ!なるほどね」とつながるんですが。
2人の演技はさすが、両方とも演技派!と言う感じで
すばらしかったです。
しかし、ストーリーがあまりに切なくて、苦しすぎて
疲れてしまいました。
ジョエルが記憶を消す途中に「忘れたくない」って
もがくさまが、とても苦しかったですね。


そして、これは、あくまでも個人的な意見ですが・・
ずいぶん前にある雑誌の記事で「女性は失恋をすると
忘れようとし、男性は、彼女との出来事を思い出に
しようとする」という話を読んだことがあるのですが、
この映画ってまさに、それを証明しているのかもしれませんね。
ケイト・ウィンスレットが演じたクレメンタインは、
気まぐれな女性ではあったけど、別れた直後にさっさと
記憶を消してしまい、彼の方は記憶を消そうとはするけど
直後に迷っていて、記憶を消すことを拒否しながら
施術を受けている・・・
この映画はまさに、男性と女性の失恋したらどのように
痛みを消そうとするか・・という根本的な違いにも
言及しているような気がします。ちょっと哲学的な
要素のある映画でもありますね。



さらに、脇役・・といってもこの映画ではかなり大きい
役目を果たしているキルスティン・ダンストにも注目。
彼女はラクーナ医院の受付嬢なんですが、彼女の過去が
暴かれるにしたがって、物語の核心に迫っていきます。
さて、この映画を見て皆さんはどう感じるでしょうか。
失恋をしたら、辛いからこの映画のように記憶を消したいか、
それとも辛いけど、忘れたくないか・・・
私は、辛くても記憶を消したくはないかな。。。