「大統領の理髪師」

yuko20602005-02-08



※画像は映画「大統領の理髪師」のものです。
表題の★は、私の中の評価です。 
★★★★★が満点です。


1960年代の韓国のお話。
大統領官邸のお膝元の街でソン・ガンホが演じる
ソン・ハンモは、理髪店を営む。
軍事クーデターを経て、新政権が誕生する。
ある日、ひょんな事から、ソン・ハンモは、
大統領官邸専属の理髪師になる。
緊張を強いられながらも誠実に務めを果たし、
やがて、町でも一目置かれる存在になる。
しかし、北朝鮮武装ゲリラ侵入事件が起きて状況は
一変する。彼らが下痢をしていたため、同じ症状の
国民は「マルクス病」とされ、北朝鮮武装ゲリラと
接触したスパイ容疑で次々と逮捕される破目に。
運悪く、ハンモの長男・ナガン(イ・ジェウン)も
下痢を訴え・・・。


大統領制圧政下にあった韓国の庶民を、風刺
しながら、ちょっと皮肉っている映画でした。
出演者の演技もなかなかのものだし、笑いあり
なかなか面白い映画に仕上がっていました。
実際の圧制はもう少し大変だったのかもしれませんが、
面白く描かれていました。
韓国の歴史を少し垣間見るには良い映画だと思いますよ。